「太極拳基本功」の読み直していたら、
“呼吸は動作が熟練してから最後に合わせる”と記されていました。
たとえば“搂推势=左図”
最初のうち(初心者の場合)は自然呼吸で構いません。
熟練してきたら、“搂推”の時には息を吐き、腰を回し腕で顔前を払う時には息を吸う。
で、何か分かり易い文章はないかと、中国養生太極拳コーナーで見つけたものですが、、、
起勢を利用して、簡単に調息(動作と呼吸の協調一致)の体得が可能だという方法を発見。
両腕を肩の高さまで上げる⇒息を吸う⇒お腹をへこませる。
膝を曲げながら下を抑える⇒息を吐く⇒お腹を膨らませる。
この動作を何度も時間をかけて繰り返しているうちに、逆腹式呼吸が身についてくる。
身体(動作)は呼吸のリズムに合わせて動く。
呼吸が速ければ速く、緩やかなら緩やかになるよう意識することによって感覚が研ぎ澄まされる。お腹の動きは、力を入れて無理矢理その形にするのではなく自然なものとなるように心がける。
その後の套路練習では、上記で得た感覚を心がけながら、開=吐く、合=吸う、蓄経=吸う、発気=吐く等、動作を行う過程において絶えず気遣いながら動くようにすると、意、息、気、形が自然に協調一致してくる。
動作と呼吸が協調すると養生の効果(例えば、横隔膜が上下に動くことによって、精神安定、高血圧抑制、脳の活性化⇒α波が出易くなる、内臓が丈夫になる)も得ることが出来るようになるそうです。