サントリーから、“大紅袍”が販売されるとか。
中国茶の中でも特に薬効があるといわれている岩茶。その岩茶の中でも最高峰とされているのが、この“大紅袍”です。
50~60年代の混乱期。解放軍の戦士が守ったという樹齢300年以上の茶樹があります。
母樹とされているのは3~4本(諸説あり⇒一億元の保険がかけられている)。その年間生産量は、800gくらい。
ので、一般市場に出回ることはありません。
1998年に、かろうじて15gが売りに出された時の落札価格は、およそ250万円だったとか。
これは、収穫儀式の模様。
赤いマントを身にまとい、お経をあげます。
通常、私たちが手に入れることが出来る“大紅袍”は、2代目、3代目~、、、
そんな“大紅袍”、母樹保護のために2006年5月から採摘を停めているそうです。
数多くの種類がある中国茶。それぞれに楽しい伝説が残されています。
“大紅袍”
昔、武夷山に一人の善良な老婆が住んでいました。ある時、仙人が彼女に与えた杖を岩につきたてると、たちまち茶の樹に変りました。
“乌龙茶”
武夷山の茶処“星村”に、とても貧しい茶農家がありました。
一方では茶を栽培し、一方では雌鳥を飼って卵を売る日々。
ある時、雌鳥が鳴いたので、てっきり卵を産んだと思った農民が鶏のところに行っても卵は見当たりません。“おかしいなぁ~?誰かが盗んだのかなぁ~?”と思ってはみたのですが、純朴な山里のこと、そんなことをする人はいるはずもなく、、、
で、草むらに潜んで窺っていると、蛇がやって来て卵を飲みこんでいました。
“う~ん。。。”と思いをめぐらせて、卵にそっくりな石を見つけてきて鶏の巣に置きました。
翌日、再びやって来た蛇は、その石を飲み込み七転八倒。苦しみながら逃げていきました。
でも、その翌日には、又、何事も無かったようにやってきたのです。
“なんとも不思議な。。。”
と、又、同じように卵に似た石を置き、、、七転八倒する蛇の後を追いかけると、一本の樹に向かいその葉を食べ始めたのです。
石をも溶かしてしまうという、消化力アピールの伝説でした。m( _ _ )m