東京は、朝から雪でした。
コレは、北京の友人が送ってくれた写真。
知っている人だけが知っている、北京体育大学周辺を走る超混雑路線の743バス。各路線が新車両となっていく中、いつまでも旧車両だったのが、ようやく新しくかつ二両連結となったそうです。
明日は規定呉式の練習日。
套路はひとまず覚えたので、拳式の特徴を調べ直そうと思っていたら、≪呉式太極拳の優点≫という説明が、、、導引養生の要素も備えているという呉式の発想の紹介になれば良いのですが、、、
太極拳の動作で重要な特徴というと、柔軟、慢、連貫、走弧線(円形動作)と“一動無動=一つが動けば全てが動く”。そのどれも、太極拳練習においては軽視してはいけない要素です。
“一動無動”の状態が分かり易いのは水泳でしょうか。皆さんもご存知のように、泳ぐ時には手と足と身体ともに一緒になって動いています。そして、その全身運動効果については既に研究されています。
実は太極拳も、動いている時には全身がくまなく活動している運動なのです。運動量自体は水泳に比較して少ないかもしれませんが、身体全体の調和ということであれば、その細密さは水泳の比ではありません。
太極拳を練習するにあたって、筋肉活動には柔軟さが求められると同時に、呼吸を利用して横隔膜運動を助長させ心臓、肺、腸、胃などの内蔵機能を活発にしています。
それ以外にも、導引を行うことによって、精神集中して雑念を払うことが可能なのです。練習するにつれて、中枢神経の働きを整えることができるようになるので、意識が静かでクリアなものになっていきます。
太極拳の動作は円形もしくは弧形の路線となります。型を習い始めの時には円を描くというのはかなり大変ですが、習熟してくるに従って、その単純な円形動作の繰り返しの中に虚実の変化を感じ、更に呼吸との一致が功夫を作り上げていくということに気づかされます。そうなってくると、その興味はつきることがないものになっていきます。