北京で太極拳

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2018年 02月 28日 ( 1 )

三十二式太極拳/三段要領。。。by李徳印老師

三十二式太極拳。
第二段の動作は、二十四式にも出てくる楊式~だからか、要領説明も簡略化されていたので。。。

今日は、第三段の要領を。。。
李老師、丁寧に表現を変えて同じ内容を繰り返しているので、その部分はシンプルに仕上げました。
要は、省略ですけど。。。(#^_^#)



第三段には八個の動作があります。
前半には登場してこない三拳、三腿を含め六個半が新しい動作。

★先ずは拳法~一つ目は転身撇身捶(拳)。
この拳法は、拳を上げて~打ち下ろす⇒相手の頭部を攻撃。
ので、拳の振り上げ幅は大きく⇒翻腰しながら~肩回転しながら~打ち出されます。
力点は手背(甲)
「捶」は「拳」のことです。

★次は、栽捶。
この力点は拳面。
栽捶は上から前下へと打ち出す⇒真下でも、前下でも下方向なら栽。
太極拳で一般的なのは前下方向の栽。
栽捶の攻撃方向は、海底針と同じように前下。
上半身は、真っ直ぐでも、少し前傾しても~どちらでも構いませんが、斜中を保持⇒猫背になったり、左右に歪んだり、肩が上がったりしないように。

★三つ目の拳法~肘底捶。
劈(斧)拳と握拳が連続して攻防を行っている肘底捶。
相手の手腕を掴んで抑え(握拳)、頭部を打つ(劈拳)⇒左手で「扣掌一圧、抓住它」の後、右手側面で打つ。

★三つある腿法のうち拍脚。
三十二式に出てくるのは右拍脚。
手で足の甲を叩く⇒足の高さは頭(顔前)⇒攻防的には、足を振り上げて相手を攻撃⇒足首は伸ばしている(直摆踢)⇒足首を曲げているのは勾摆踢。
手で叩いて音を出す~脚攻撃の方向を正確にする訓練、表演時には見栄えが良くなる⇒攻防時には手は必要ない。
足を伸ばして直接的に早く蹴り上げても(直線的拍脚)でも、膝を曲げ上げてからユックリ蹴っても(屈伸的拍脚)~いずれでも構わない。自分自身の体力に合わせて。

★次の腿法は分脚。
武術的な攻防名称は弾踢。膝を上げてから蹴る⇒力点は爪先。
蟋蟀の様な足遣い~先に膝を曲げ上げてから蹴る。実戦的には快速で行っていた弾けるような動作を太極拳ではゆっくりと行っています。
高さは腰以上⇒相手の腰を蹴る⇒自身の能力に応じて~少しずつレベルアップ(足を高く~)を。

★三つ目の腿法は、発気を伴う蹬脚。
楊式太極拳の蹬脚はユックリ~力点は踵。
三十二式の蹬脚は、陳式太極拳を採用しているので速くなっています⇒蹴ったら、即、収める~手も同じく抖(震)弾⇒陳式太極拳~柔和な動作の中に剛劲抖弾な発力動作が出現⇒この蹬脚は、これを採用しています。

★それから、半。。。
履(li)挤(ji)勢。
皆さんが習熟している攬雀尾の動作の中に含まれている履と挤を連環させています。
履で相手を引いてきて~挤で相手を押していく。
この動作、腰、脚、手を繊細に協調させて行っています⇒身的配合に注意を払って。
①初めに~足爪先を入れる時、手腕は前穿の準備。
②弓歩になるのと穿抹掌が同時進行。
③収足、転腰、后履が同時進行。
④転腰、出脚、榙手が同時進行。
⑤弓歩になるのと前挤が同時進行。
このように行えば、全身で変化しながら動作を行えます⇒完整。
こんな風に、手が速くて足が遅かったり~手が遅くて足が速い⇒上下脱節はダメです。
上下がズレると、挤(前を押す)が靠(肩で攻撃)に~とか、異なる攻防になってしまいます。
手脚が協調呼応⇒丁寧でバランス良く行うことで動作を正しく表現することが出来ます。

★アドバイス。。。
新しい動作であっても、既に覚えている動作であっても~「立身中正」「屈腿落股」の要領は保持。
前段で出現した転身動作⇒屈腿落股してから転腰となるようにすれば、上体は端正を維持できます。屈腿落股せずに転腰すると、こんな風に身体に歪みが生じます。
屈腿落股によって、身体の松正が維持されます。
前段の単鞭も同じ~屈腿落股による転腰ならば、松正な旋転が可能~前俯や后仰とはなりません。
左右玉女穿梭も同じ~手を上げる時には沈肩~肩が上がったり頭が傾くと身型の端正が崩れます。
動作を行っている時、これらを忘れずに!!!
by takeichi-3 | 2018-02-28 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)