北京で太極拳

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2018年 05月 21日 ( 1 )

推手も身法から。。。

f0007580_23491555.gif自分の太極拳学習、中国老師の教えが基本となっているので、日本式(連盟)要求を知らない~ので、連盟で指導もしている知人のクラスで24式&推手体験。
中国の公園での推手とか、それなりに力(剛ではない力)を使って行っているので「力を抜いて~」の程度を体験したかったのですが、身法によって生じる力を利用しているという基本は推手も套路も中国と同じ~を理解納得出来ました。


※基本は、下記遵守により発生した力(劲)を運用⇒精度には上限が無いので都度丁寧に。。。

★一要: 虚灵頂劲
虚領頂劲とも頂頭懸とも称されている。その要求は、舌先は軽く上顎につけ気持ちを奮い起こす。第三、四節頸椎は後ろへと向かう意識を持つ。首は後ろをシャツの襟に押し付けるような感じで起こす。百会穴は上へと向かい頂きとする。これが正しく出来ると、顎は自然に収まる。(例えば、頸椎を意識せずに顎を収めたとしても首が前に倒れてしまうので、中正の要求を満たすことができない。太極拳練習時に要求される中正安舒に大切なのは脊椎の中正)

目線は前方に、聴力(耳)の集中は後上にすることによって気持ちを奮い起こすと同時に、大脳を素早く安静に保つことが出来る。(これは、「眼線が前に」への反対の力としての「聴覚は後ろに」となることで、太極拳の“有前必有后的”という拳理要求を満たす)


★二要: 含胸抜背
含胸抜背と挺胸(胸を張る)は相反する動作。
胸の中心部を放松⇒浅く含ませると、自然に精神が安定したような感じが湧きあがる⇒もし、このような感覚が得られないとしたら、猫背によって作られた間違った含胸⇒中正でなくなる。

含胸の深さは動作によって変化する。套路と推手、発劲とで異なる。化劲と発劲の時には深めの含胸。とはいえ、これは一瞬だけ。即座に自然な浅含に戻す。

抜背は含胸(浅い)と連動している。胸筋が放松浅含となって背筋(肩甲骨)は僅かに両側から内側へと広がっていく(胸方向に巻き込まれていく)。同時に横隔膜は下降し肺活量が増え、人体の耐力も増える。

抜背⇒背中全体がpeng(弓)となるように広がった状態⇒両肩が松沈という条件の下、背筋が左右両側に押し延ばされていく。

背中には中枢神经が張り巡らされているので、意識的に含胸抜背を行うことで運動量を増加させ新陳代謝を促すことができる。


★三要: 松腰
腰によって主宰する⇒“命意源頭在腰隙”という要求を満たすためには松腰でなければならない。松腰となる為には、“尾閭中正=尾閭が收まっている"=立身中正安静"⇒太極拳身法は中正が基礎となっている。

身長の45%の長さがあると言われている脊椎は、S字形の生理曲線を描いているが、これを“頂頭懸=頂頭懸”と“尾閭を收める”ことで、脊柱骨を上下に松開⇒S字が消える⇒脊椎ストレッチにより体質強化が図れ~脊椎の柔軟性が保たれ、老化(脊椎の狭小化)のプロセスを遅らせることが可能⇒(「背骨が、あなたの年齢を語る」byハタ・ヨガ)~そして、頭から緩やかに脊椎を下方向に伸ばしていくことによって重心が低くなり、下半身の安定感も増す。

練習時、"腰帯=腰で帯動"ということを忘れないように⇒例えば、足を前に出す時の爪先にも腰主宰による力が反映されなければならない。この要求(腰帯)を満たすためには、腰の放松(力が抜けて萎えていてはならない=意識が通って立腰になっている)が不可欠。もし腰が強張っていると自然な協調一致が得られなくなるので、手と足それぞれをバタつかせながら動かさざるおえない状況(体操)となり、太極拳の特色でもある"一動無有不動=一箇所が動き始めると同時に全身全てが動き始める"=“整体運動”が実現しない。
by takeichi-3 | 2018-05-21 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)