2018年 09月 13日 ( 1 )

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今日の太極拳練習~身体前部の中心軸基準となる上丹田、中丹田、下丹田のそれぞれを働かせながら四肢を操作するのが主体。練習後~疲れもなく、心地良さを感じるという感想。規律を守ることによって、関節松開や腹式呼吸による内臓マッサージが自然に行えるようになるからなのでしょう。


★改めて、中国中医大学の曲黎敏教授による立身中正(姿勢)効果説明を。

健身気功における姿勢の重要性を語っているのですが、太極拳の姿勢や関節の放松の健康効果を証明したものとなっています。



健身気功を学ぶにあたって、私たちは先に姿勢について学ばなければなりません。「百練不如一站」正しくない姿勢で数多く套路練習をしても、正しい姿勢で立つということには及ばない。姿勢が正しくなって、初めて役に立つ。正しい姿勢でなければ役に立たない。

姿勢を正してから気功套路を始める意味は?
春に種を蒔く時、畑を耕さず(準備を怠って)種を蒔いても収穫を得ることが出来ません。この姿勢を正す(起勢)も同じ。体への準備です。

気功の套路を始める前~起勢の姿勢でが「站直」を求めなければなりません。站直⇒要は、百会穴と会陰穴が上下で相対し、真っ直ぐになっていること⇒中軸を真っ直ぐにして立つ⇒目には見えないが、内側に真っ直ぐな繋がりが出来ている=立身中正。

同時に、両足は肩幅に広げる。。。何故?
二つのツボに関係しています。一つ、足裏の真ん中にある、腎臓経の湧泉穴。荘子は「有修為的人呼吸以踵=踵で呼吸する⇒湧泉を活性化させるに転じる?」という言葉を残していますが、腎経は人体の精気(先天の気…精気【腎】 →生長、生殖等の生命エネルギー。父母より受け継ぐ)を司っています。

もう一つ、肩にも大切なツボがあります。肩井(胆経)。下には湧泉、上に肩井。両足を肩幅に開くことによって、湧泉と肩井が「呼応⇒気血(湧水)がスムーズに上にと向かうことが出来ます。

≪八虚=虚とは空間のあることを意味して、関節のあるところに対応≫の放松は、起勢のキーポイント。人体、八つの部分のファンソン⇒両肘、両腋、両股、両委中(膝後ろ)

f0007580_2335210.jpg肺と心臓に病が表れた時、気は肘部に集まり(滞り)ます。肘の少海ツボ(肘を曲げて出来る肘窩のしわの内端)⇒この当たりを抓んで動かすと、細い筋が見つかります~とても痛い⇒肺臓、心臓が痛んでいます⇒日常的にマッサージしていると、肺臓、心臓に効きます。


次は、肝臓に病が現れた時、気は腋に停滞しています。日常的に両脇をマッサージすると、肝気の通りをよくすることになります。

脾臓に病が表れた時には、どこに気が滞っているのでしょう?両股骨軸。ですので、股関節を放松させてください。

最後の「両虚」は、腎臓経。「腎如果有病、其気留于国窝(隠れている窪み=膝裏=委中ツボ)」委中は膀胱経⇒膝を少し曲げて、膝裏を放松。膀胱経の経穴は目、後頭部、背筋、腰の疾患、坐骨神経の知覚・運動障害及び泌尿・生殖器系の疾患の治療に用いられる。

【八虚】
股関節を放松⇒脾経、胃経をよくする。
両腋を放松⇒肝経、胆経をよくする。
両肘を放松(墜肘)⇒肺経、心経をよくする。
両膝の放松⇒腎経、膀胱経をよくする。


by takeichi-3 | 2018-09-13 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)