2018年 10月 09日 ( 1 )

呼吸筋、体幹、インナーマッスル。。。

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最近、胴体部を調整して四肢を稼働させる~を色々と試していますが、筋肉の働きを知ることで太極拳理論と科学がリンクしている部分を発見することもあり、情報収集を楽しんでいます。で、今日は、呼吸筋、体幹、インナーマッスル。


★呼吸筋。。。
呼吸は肺が勝手に膨らんだりしぼんだりしていると思っている人も多いでしょう。しかし、肺にはそのような機能はありません。呼吸筋と呼ばれる筋肉が稼働して呼吸は行われています。そして、抗重力筋として知られる腹横筋と脊柱起立筋は、呼吸筋としても深く関わっているのです。

★呼吸筋には呼息筋と吸息筋がある
呼吸筋とは、呼吸に関わっている筋肉のこと。呼吸はおもに肋骨に囲まれた胸郭を広げたり縮めたりすることで促されます。内肋間筋筋が収縮して胸郭が狭くなると息が吐き出され、外肋間筋が収縮すると胸郭が広がって息を吸うわけです。呼吸筋は大きく、息を吐くときに収縮する呼息筋と、息を吸うときに収縮する吸息筋に分けられます。内肋間筋は呼息筋で、外肋間筋は吸息筋ということ。無意識に行っている呼吸ですが、こうした呼吸筋の収縮が欠かせません。そんな呼吸筋でよく取り上げられるのが横隔膜です。横隔膜は肋骨の下にあるドーム状の筋肉。横隔膜は収縮すると腹腔側に下がるため、胸郭内の空気圧が低くなって吸気が促されます。分類上は吸息筋です。

★呼吸筋としての腹横筋と脊柱起立筋
そして、じつは呼吸筋として深く関わっているのが、腹圧を維持する腹横筋と背骨を支える脊柱起立筋。どちらもインナーマッスルの代表格とも言える存在です。姿勢を維持する抗重力筋としても知られています。腹横筋は呼吸筋の分類でいうと呼息筋、脊柱起立筋は吸息筋です。腹横筋は息を吐き切るときには不可欠な存在。腹圧を上げて横隔膜を押し上げて。胸郭の容積を縮めます。脊柱起立筋は収縮することで胸郭を広げるのが役割。大量の息を取り込むことを促します。腹横筋と脊柱起立筋がしっかり働いている人は、ふだんからよい姿勢がとれているもの。逆にいえば、よい姿勢の人は腹横筋と脊柱起立筋が使えているため、結果的に呼吸筋としてもよく稼働。よい呼吸もできていることになるのです。

★呼吸筋のなかでもより重要な腹横筋
呼吸は吸うことより吐くことのほうが大事です。人間の肺はだいたい7リットルくらい空気が入っていますが、肺活量の検査で一生懸命、フーっと吐いても6割ぐらいしか出ません。ふだんの呼吸で吐いている量は、500ml程度です。私たちはふだん呼吸筋によって何気なく息を吸いたり吐いたりしていますが、じつは肺の機能のごく一部しか使えていないということ。だからこそ、意識して息を吐き切ることが大切なのです。このため、呼吸筋のなかでもより重要性が高いのが呼息筋。呼息筋は腹横筋など腹腔をコントロールする筋肉が深く関わっています。息を吐き切るために、腹部のインナーマッスルを鍛える必要があるのです。


★体幹とインナーマッスルを鍛える意味
「体幹」とは頭・腕・脚以外の胴体すべての筋肉を意味します。この体幹を鍛えると、まず運動中の体勢が安定。その安定がより強いパワーを発揮させます。又、脚の力を腕に伝えるなど力の伝達機能も体幹の役目。このため、スポーツ時のパフォーマンス向上につながります。一方の「インナーマッスル」は、体の表面に見える「表層筋」と呼ばれるアウターマッスルに対しての深層筋のこと。英語でいうと「deep muscle(ディープマッスル)」といいます。おもに姿勢を細かく調節したり、関節の位置を正常に保ったりする働きがあります。つまり、両者はイコールの存在ではないということ。体幹は場所の概念で、インナーマッスルは深さの概念です。体幹を鍛えることにインナーマッスルも含まれますし、インナーマッスルを鍛えるという意味には体幹も含まれます。

★インナーマッスルの鍛え方とは?
すなわち、体幹の鍛え方は、胴体のインナーマッスルとアウターマッスルの両方を鍛えることになります。逆にインナーマッスルの鍛え方は、胴体だけに限っていません。ダイエットでは腹筋や股関節のインナーマッスルが注目されますが、肩や腕にもじつは存在しているのです。わかりやすく説明するなら、体幹トレーニングはアスリート向け。スポーツのパフォーマンス向上を目指す鍛え方。一方のインナーマッスルトレーニングは一般人や高齢者向け。ダイエットや体の機能性の維持を目的とする鍛え方が多いといえるでしょう。なお、アスリートでなくとも一般人にとっても、体幹を鍛えることは大切です。姿勢がよくなるだけでなく、ウエストが細くなる効果が期待できます。さらに体幹には太い筋肉が集まっているので、基礎代謝が上がってダイエット体質になる鍛え方ともいえるのです。

★体幹とインナーマッスル両方の鍛え方
体幹にあるインナーマッスルといえば、腹横筋などのインナーマッスル腹筋になります。そして、体幹とインナーマッスルの両方のメリットを得られる鍛え方を考えるなら、まずはインナーマッスル腹筋の強化がオススメです。インナーマッスル腹筋を強化すると、加齢とともに下がり気味になる内臓群を正常な位置に戻すことができます。すると、なかなか落ちなかったお腹まわりがシェイプされて、引き締まった腹筋を手に入れられるのです。さらに、内臓群を正しい位置に収めてホールドすることによって運動能力も向上します。激しい動きでフラつき気味だった体幹がしっかり安定するため、体が流れるという現象が激減。体幹を軸とした機敏な動きが可能になるのです。

★体幹のインナーマッスル強化の重要性
体幹にあるインナーマッスルのうち、お腹まわりを中心として上部の横隔膜と下部の骨盤底筋、正面側の腹横筋と背中側の多裂筋で囲まれた部分は「インナーユニット」または「コア」と呼ばれます。内側にある内臓を保護するとともに、内臓のぜんどう運動を助ける働きがインナーユニットの役割です。さらに、それぞれの筋肉が連動して働くことで、日常の動作やスポーツの動きの源にもなっています。インナーユニットを鍛えると体の軸が安定。日常動作やスポーツの動きが機敏になります。一般人でもアスリートでも、体幹のインナーマッスルを強化することはとても重要なことなのです。


by takeichi-3 | 2018-10-09 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

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