カテゴリ:気功:五禽戯・八段錦他( 216 )

智能気功で、胴体部ストレッチ。。。

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地壇公園で、智能気功の老師だという女性を紹介され~その練功を真似て動いてみたら、肩甲骨や脊椎などの動きが速攻でスムーズになるのを感じたので、以来、その動きを準備運動に取り入れてます。同じ動きの動画は見つけられなかったのですが、代わりに、背、肩、肋骨をストレッチして上半身の凝りや筋肉痛をほぐす効果のある動きを。


★連続した動作の後、改めて、要求などを丁寧に説明しています。



◎効能。
運動することが少ない両肩甲骨の中間部分を効果的に刺激、マッサージ⇒風門、肺俞、心俞、膏盲等の重要なツボがある場所⇒心肺機能を良くする。肩、肘、腕、掌、指及関節部の筋肉や筋をほぐすので、上肢の動きが滑らかになる。




◎効能。
身体の両側は少陽経絡が通っている場所。脇&肋骨ストレッチ。肝胆、胸肋等の疾病に効く。
※均一な弧形運動を保持⇒直線は避ける。


by takeichi-3 | 2019-05-02 23:53 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

気功で横隔膜調整。。。

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かなり以前から、太極拳運動には「横隔膜呼吸」が大切~的な中国サイトの太極拳文章を載せていましたが、それほど重要視していなくて。。。去年の中頃から、それが自然に行えるようになるにつれ、身体内側の変化&気づきの色々を楽しめるようになってきています。太極拳規律を遵守~意識による横隔膜下降(逆腹式)を誘導して気沈丹田に至る~2012年に紹介した陳式太極拳系の気功ですが、呼吸を意識しながら行うと拳勢呼吸に役立ちそうです。

★効果。
1)自律神経のバランス(交感・副交感神経の歪み)改善。
2) 肺での酸素と二酸化炭素のガス交換効率の向上。
3)横隔膜の上下運動による内臓マッサージ⇒血液循環が盛んになる。
4)内気が充実し気力が増し心が安らぐ。
などの効果が得られます。



掌を翻しながら、ゆっくり上に(吸気)⇒頭上で手を合わせ~放松して下に沈む(吐気に変化)~丹田に至ったら、少し止まり~両足の放松下沈みに随って、手は変化。

再び~腕を翻しながら、息を吸いながら、足を延ばしながら~上に。
呼吸に動作を合わせて(上に向かう=吸う、下に下がる=吐く)⇒呼吸の速度と動作の速度は同じ⇒深、長、細~という呼吸が出来ない人は、呼吸の速度に合わせて動作を早く⇒一分間に12呼吸とか~熟練するに従って、最終的には2~3回に。

≪掴気法≫
重心の変化が伴います。脚は、左右のどちらが前でも構いません。掴みにいく時には目標を持って=意念を用いて~気を掴んで丹田に~下肢は虚実の変化があります=呼吸、上半身、下半身の結合した動作。

前に腕を出しながら重心移動、両手を引き戻ししてくる時に拳に変わる⇒吸気~守意丹田⇒重心は後ろ脚に~重心が前に~両手は掌に~吐気~動きは、練習者の体力に応じて姿勢を高くしたり、動きを小さくしたり~体力があるなら、低く~大きく~運動量は各自で調整してください。

≪丹田内転運気功≫
両足を開いて~左手は臍の上に、右手で左手を覆います~女性の場合は反対、右手が下で、左手が上になります。

全身放松、吸気~松股~体を右側に回します~手は体の回転につれて下から上に~体が左に回ったら、手は下がります⇒身体を回す時は意念で~手は、体の回転に促されて動きます~呼吸と合わせて、36回まわします。

女性は反対方向から回し(右回り)始めます。途中から円を大きく~下腹から胸までに。。。36回終えたら、両手の上下を入れ替えて、回転の方向を変え~24回、回したら~そのまま臍上に手を当てて停止⇒円周は、腹下~胸まで~と大きくすることも可。吐く時、手は前に~吸う時後ろに~丹田と命門が前後で呼応(通気)している~運気法を終えたら、両手を摺合せ(温める)~顔をマッサージ~耳~頭。



by takeichi-3 | 2019-04-29 23:59 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

改めて~五禽戯:鳥戯/by曲黎敏

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健康気功:五禽戯≪鳥戯≫。。。曲黎敏教授解説。



この鳥は、どんな鳥なのか?きっと、仙鶴でしょう。仙鶴は長寿の象徴。昔の人たちは、拝寿の時には松鶴の絵を贈りました。松も又、長寿の象徴です。松の下には必ず一羽の仙鶴がいます。

中国文化の中、何故、鶴が長寿の象徴となったのでしょう?鶴⇒静の中に動がある動物⇒首が長い⇒寝る時には首を臀部に隠します⇒この様子を見て、昔の人たちは、「通任督二脈の象徴=周天の姿勢」と捉えました。

今一つの特徴は、膝を上げて片足で立っています。五戯鳥の中でこの片足立ちの動作は、人体のバランス性を鍛えます。人の歳と身体調整能力の関係は?齢を取るに従い、人は身体調整能力が衰えてきます。階段を上る時など自分でも如実に分かります⇒身体のあちこちに問題が生じてきます。

≪鳥伸≫
核となる動作は、任督二脈を引き上げます。まず、体をこんな風に引き伸ばしていきます。この過程で、尾閭は引き上げられます。それから、背中全体が反った形になります⇒督脈の鍛錬。同時に前面~体を反る⇒≪鹿奔≫を思い出してください⇒脊椎全体が外に丸く張り出される⇒任脈は内側に縮みます⇒この鳥伸は、鹿奔と逆の動作になります⇒督脈の方が内側に縮んでいます⇒任脈は前に張り出されます⇒鹿奔、鶴伸、動作は異なりますが、どちらも任督脈を鍛えています。

この動作を行う時には肩を上げて、首をすくめるようにしています。こんな動作を滅多にする機会はありません⇒肩を放松させます⇒両腕を上に伸ばす~開と合⇒肺気の開合。動作を行う上で大切なのは、必ず百会を上げておくこと⇒任督脈が湾曲していたとしても、百会と会陰は連なっていなければなりません。上に伸びてから下に沈み~それから手指の形が変化します⇒≪鳥翅≫⇒肺経と大腸経、心経、小腸経、心包経と三焦経が刺激されます。

鳥が後ろに翅を広げるときには、片方の足を後ろに挙げます⇒バランス感覚を養います。仙鶴の片足立ちと似た動き⇒人体の運動協調性を養います⇒とても伸びやかで美しい動作です。

≪鳥飛≫
この動作は、とても優美です。上に向かう動作⇒腿を上げてから下に沈み、再び上がって~また下に。大きな鳥が翼が広げているようです。

この動作は肺の通りを良くします。二つある肺⇒西洋人が天使を描く時、背中に翅をつけます⇒この二つの翅を上下に動かすことによって経絡の通りを良くしています。

腕を上下にする運動は、どのようにして肺に効果を出すのでしょうか?先に、肺について学びましょう。理由を知ることによって、より正確に動く意味を認識することとなります⇒「肺主一身之気」⇒私たちが苛立ったりした時~現在の人々はストレスが多い生活を送っています。その影響は肺に及びます。

例えば、頭部の気機(気血の流れ)が影響を受けた場合、禿が表れます。体に影響した場合、神経性皮膚炎が生じます。これら皮膚系統の病は肺に関わっています⇒「肺主皮毛」

興味のある現象を紹介します。肘関節や手の関節は、肺気と相関しています。「肺主皮毛」⇒鳥飛の中では、開合の動作があります⇒開と合は、実際的に皮と毛の表現です。

皮⇒私たちの体を包み収めています⇒合。
毛⇒人体の毛穴⇒外に向かって発散⇒開。
このように、開合と肺主皮毛を関連づけることが可能です⇒いつも、腕を開合させていると肺の鍛錬となります。

肺を鍛える鳥伸と鳥飛の動作は、毎日続けてください。肺には特別な現象があります⇒私たちが母体にいた胎児の頃に、各臓器は仕事を始めますが、肺は全てを労働に投入していません。胎児は靭帯を通して呼吸をしています。母体から出て初めて、即、呼吸方式が肺呼吸に変わるのです⇒生まれて直ぐの子供の第一声は、鳴き声⇒「哭」によって肺葉を開くことができのです。

肺は、甘えんぼうの臓器と呼ばれています。生まれてから働き始める⇒赤ん坊が涙を流さずに、声を上げ(泣く)たといって、すぐに抱き上げない⇒哭く=肺の鍛錬。肺を鍛えるのに適したものは~水泳やジョギングは、どちらかというと全身運動。健身気功の鳥戯、八段錦の左右開弓似射彫の動作は、まさに肺を鍛錬する方法です。色々な肺を鍛える動作の中で、一番優美なのは鳥伸と鳥飛です。

★最後に五禽戯をまとめましょう。
この気功は健身気功の中でも古くから存在する動きです。動物の形や動きを真似て作られたコンビネーションは、練習者たちの気持ちを楽しくさせてます。練習に際しては、套路を通しても良いし~個別に練習しても大丈夫です⇒ご飯を食べた後には「熊戯」、肺が虚弱な時や季節が移り替わる時には「鳥戯」~体の調子が悪い時、どの動作が適しているのかを考えて、その動きを行う~という方法もあります。

西洋と中国では身体鍛錬の方法が異なります。華佗は、体に相応しい鍛錬の程度を、「全身に汗が染み出てくるくらい=流れるほどまで鍛えない」と言っていました⇒西洋では、運動に際しては大汗を流します。大汗を流す⇒中医から説明すると~≪汗為心液≫⇒汗は心液の外散⇒高齢者が大汗をかくと、心液を損なう⇒サウナなどには、心臓疾患のある人の利用には注意を促しています⇒大汗をかく弊害。

練習を積み重ねるうちに、全身が温かくほぐれてくるような感覚が出てきます⇒末梢まで気血が巡るようになる⇒手指、腹、足など全てに⇒最近の女子たちによくある手指が冷たいという問題も解消できます。

by takeichi-3 | 2019-03-31 23:56 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

改めて~五禽戯:猿戯/by曲黎敏

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健康気功:五禽戯≪猿戯≫。。。曲黎敏教授解説。



猿戯は人体五臓のどこに効果があるのでしょうか?⇒「心」です。
誰もが知っている「心猿意馬」という言葉があります⇒私たちの心は猿と同じように、上に下にと飛び回り落ち着ことがありません⇒心臓と同じ、いつも動いて定まることがない状態。心が定まるには功夫が必要になります。五禽戯の中の猿戯は、どうして定心=定心神ができるのか?

猿戯の中の二つの動作≪猿提≫と≪猿摘≫には、意味があります。

猿提の動きは、子猿の動きに似ています。
先ず、手の形を猿鈎にして、下から持ち上げ~続けて上に=同時に肩を上げ、首をすくめる。それから、首を左に回す~正面に戻して~右に回す。この動作、手腕を上に持ち上げた時、肩首に力が入るので、痺れるような張るような感覚が生じます⇒肩の鍛錬になります⇒心情が緊張すると、その影響は肩背に出ます⇒肩をすくめるのと同じ状態です。

背中に痛みが表れる原因は複雑です。道理を知る為に、まず心理面のイライラと関係があるということを理解してください⇒肺と心が安定していない時には肩に症状(問題)が出現します⇒猿戯は肩首部への運動効果が大きく~心臓を上から圧迫するような感じになります。左右に首を回す(左に回し止める~戻し~右に回し止める)という動作を利用して心臓に圧迫を加え鍛錬しています。

心は血脈の主⇒血脈が衰える=心臓が衰えている⇒抹消まで血が至らなくなる。末梢⇒手指、足指の先端、頭皮、頭部。

この動作(緊張と弛緩の繰り返し)を行うことで、末端へと血を送る効果が得られます。陽気を上に流す⇒肩を動かす⇒肩井穴を上げる。この動作のポイントは、踵を上げる⇒上(肩を上げる)は心臓、踵を上げるは腎の鍛錬になります⇒心臓に問題が出る=心腎相交に問題がある⇒この動作は腎と心の二つに効果があります⇒必ず収腹、提肛(肛門収縮)⇒古代の回春術=猿戯を鍛錬する人は若返る。

摂谷道(肛門筋に力を加えて静脈の通りをよくする)=収腹提肛⇒全身を持ち上げる⇒古来からの回春術。

会陰穴を引き上げる⇒日常生活の中で提会陰穴の習慣が無いと五臓六腑(中気)が下降してしまいます⇒提肛(会陰穴を引き上げる)を気にかけるようにすると、内臓も上に動き鍛錬ができます=内臓下垂の予防となります。また、遺尿や失禁を防ぎます。毎日百回、この収腹提肛を続けていれば、老いても五臓六腑の健康を保つことが出来ます。

≪猿摘≫は意味のある動作です。
五禽戯の中で最も複雑な動作⇒映像的な動作。この動作の特徴は小猿のような敏捷性~あちこちを見回し~前面に桃を見つけます⇒それから、木の上にある桃を採ろうと考えます⇒高い所にある物を採るには、先ず、下に沈み~脚を出して~片方の手で障害を払い、もう片方の手で桃を掴む~手の形は握固となる~体を後ろに戻し、頭を後ろに回し~小猿は掌中の宝(桃)を眺めるという情景が感じられる動作です。猿の機敏、用心深さ、桃を手に入れた後の喜び等が表現されています。宝物を手に入れる~毎日この動作を行うと、自然に心身も楽しくなっていきます。この動作のポイントとなるのは、摘桃の動き~両脇をストレッチしています=肝経に効果があります。

肝と心の関係は?
肝は五行に照らすと木、それと心臓(火)の関係は⇒「木生火」。肝気が通る=心にも気が満ちる=心血が足る⇒相応している。これは単純に肝と心だけの問題にとどまらず~肝、腎、脾胃などの人体の全ては互いに系統だっているので、互いに影響し合っています。

桃を採った後、手は「握固」に変わります。握固は、肝経を鍛錬する時に行われる動作です。握固の手法は、親指先を薬指の付け根に、それから四本の指を固く握ります⇒これは、神様からのプレゼント⇒生まれたての子供の殆どは、誰れが教えたわけでもないのに手を握っています⇒自保功。

「握固」の持つ意味は⇒シッカリと拳を握る⇒肝気足。「固」という字は、何を表しているのでしょうか?⇒「固摂肝魂=肝臓の気血が漏れないようにしている⇒通常状態では、魂は肝の中に納まっている」

子供のうちは神門が開いていますが、成長するに従って閉じていきます。神門は魂が出入りする場所。神門が閉じるに従って、握固は開いていきます。子供は大人よりも怖がりです⇒経験が少ないこともあって、外で起こったことに敏感に反応します。そんな時、拳を握って気持ちを落ち着かせています⇒神様が子供に与えた自保功能。

猿摘の、もう一つの心に与える効能は、≪心主神志≫⇒私たちの心が乱れた時、精神的にもアタフタします⇒心が落ち着くと精神も安定してきます。

落ち着くのに要な要素は?
猿摘の中では~先ず、観察⇒観察は、心を安定させる為に重要な要素⇒自分が周囲のことをまるっきり知らないという環境では、気持ちが落ち着きません⇒それから足を出し~手で障害を取り除き、落ち着いてから果実を掴みます。この果実は、気持ちを落ち着かせることが出来ます⇒目的達成を喜びながら獲物を眺めます⇒心主神明(心の機能が正常であれば神明は健全、旺盛、明晰となる⇒心が不正常だと精神や意識に影響し、色々な障害を生み出し臓腑機能の失調を引き起こす)

この動作を練習して得られる効果は沢山あります。昔の人たちと現代の人との生活は大きな違いがあります。以前の人たちは、≪動身不動心≫⇒毎日身体を酷使して働いているが、気持ちは充実していて精神的な乱れは少なかった。現代人の生活は真逆で、≪動心不動身≫⇒気を使うことが多く、運動不足気味⇒いつも気が張っていると、精神が不安定になってきます。

また、社会情勢などが落ち着かない時、人の気持ちも又落ち着くことができません(=躁)⇒心に乱れが生じると精神に問題が生じます⇒心猿=心は、猿と同じようにソワソワと落ち着きがないという本質を持っています。ので、安定させなければなりません。

猿提と猿摘を練習すると~≪心主血脈≫と≪心主神明≫が得られ~平安な気持ちで生活することが出来るようになります。


by takeichi-3 | 2019-03-30 23:55 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

改めて~五禽戯:熊戯/by曲黎敏

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健康気功:五禽戯≪熊戯≫。。。曲黎敏教授解説



五禽戯:第三≪熊戯≫
五禽戯の中の熊戯は、人体の脾胃に対応する動作です。熊戯の中には二つの動作があります。≪熊運≫と≪熊晃≫。運、晃のいずれも脾胃に関わっています。

脾胃は中焦にあたります。熊掌の形を見てください。手を熊掌にした後~中院を中心に腹部にある四つの点を通過しながら移動させ、同時に体を揺らします。先ず左に~。脾胃に円を描きます~そして右回し~この運動のポイントは、両足の膝の力は抜く=クッションの役割。股は不動。大事なのは、熊掌による中焦マッサージ。

一般的に腹部(脾胃)のマッサージは、左右の労宮を重ねるようにして臍を中心にして行いますが、その効果は内部(内臓)まで浸透することはできません。けれど、熊運は上体の動きを加えることによって五臓六腑を鍛錬することが出来ます。ですので、この動作を正しく行えば脾胃へ良い影響を与えることが出来ます。手では表面だけしかマッサージできません。

現在、生活上のストレスなどから脾胃に問題を抱える人の数は増えています。どうしたら防げるか⇒怒らない⇒「怒る」=木克土。

例を挙げるなら、怒った後、私たちは往々にして食欲を失います⇒怒る(肝気=木)と脾胃(土)がそれを鎮めようとする⇒消化吸収が悪くなる。

また、ある人は、ストレスがあると食欲過多となります。食欲旺盛~一般的には脾胃が健康な状態ですが、ストレスによって食欲過多となる(狂喰=満腹感が得られない)は、胃呆(食欲をコントロールできない状態¬)。そんな時、この熊運は、脾胃の気の通りをよくする効果があります。

現代社会において、人々の生活は時間的にも緊張を強いられていいます。飲食においては、食べ方が早かったり⇒脾胃に問題が生じる原因になります。食事の速度が速い~は、どうして良くないか⇒咀嚼の回数が少ない⇒消化作業を全て胃に頼ってしまう。また、ゆっくりとした咀嚼は、唾液の分泌を促す⇒唾液も又、消化に役立っている。

食べ方が速い上、一日中座ったままで仕事(運動が少ない)⇒内臓マッサージが出来ない状況⇒消化不良となる。最悪、脾胃をさすった時に固い部分が出現する⇒ご飯はユックリ食べましょう。そして、食後に熊運を。

※手を上に引き上げる=吸気、下に下げる=吐(呼)気。

≪熊晃≫
一見不器用にも見える熊の動きですが、動作を正しく行うことで効果がでます。例えば熊晃、両股への動きが正しく出来る⇒脾に病が発すると気は両股に溜まる⇒両股を転しながら運ぶ~両股を大きく揺さぶる~は大切。

一つは、提股(股を持ち上げる)⇒一般生活では、提股とい動きをすることはありませんが、この動きの中では意識的に行っています⇒山に登るのも提股運動です=熊晃を行うことで、山に行かなくても同じ効果が得られます。

熊晃では、先に股を動かしてから~腿が動くという順番になります。腕は外に回(外旋)しています⇒肝に病が発すると、気は両脇に溜まる⇒この両脇の運動は、肝胆経を刺激する効果があります=肝胆経を調和⇒緊張を解いて通りをよくする。

肝胆(土)が良くなる(松開)⇒脾胃(木)も良くなる(松開)。人体には整体(全体が繋がり影響し合っている)という理論が存在しています⇒脾胃に問題が生じたら、肝胆を開く。

心臓病と脾胃にも関係があります。脾胃に問題が生じると心臓に問題が生じます⇒食べ過ぎると脾胃の負担が大きくなる(新年を迎える時期など、心脳患者が増える傾向にある)⇒元気が消化に駆り出され~それでも足りないと心の気が消化を助けるために駆り出される⇒心臓に問題が生じる。

脾胃をよくする=気血にも良い影響を与えます。

by takeichi-3 | 2019-03-29 23:56 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

改めて~五禽戯:鹿戯/by曲黎敏

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中野の桜は、こんな感じ。中国の知人へのメール用~街の雰囲気が伝わるように撮ってみました。

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★五禽戯≪鹿戯≫~曲黎敏教授解説



最初の動作、≪鹿回頭≫
海南に、この鹿に関する伝説があります。ある青年猟師が鹿を追って断崖に追い詰め射ようと弓を引いた時、振り向いた鹿が綺麗な娘に変わり、二人は結婚して三亜の集落を作ったという伝説があります。この動作は、その≪鹿回頭≫、鹿が振り返って尻尾(尾閭)を見る⇒心腎相交。

現在では心臓病は心臓の病でがあると言われていますが、古代の中国では腎経に問題が生じた影響で心臓に問題が生じるというように解釈していました。心は火、腎は水⇒心火が丹田に下りると、腎水が上昇⇒心火の陽気が腎水の陰液を温養し、腎水の陰液が心火を滋養して陽気を抑制するのが「心腎相交」、心腎不交はこの正常の関係が失調したもの。五臓の機能は、互いに関わりあっています。

鹿戯の動作イメージは、鹿のしなやかさと美しさ。

≪鹿抵≫
手指の型(鹿指)⇒親指と人差し指、小指は広げ、中指と薬指は曲げます⇒手印(生命エネルギーの流れを制御する為、手で色々な形を作る古代インドのタントラ手法の一つ。仏教の合掌、キリスト教の手を合わせる形も手印の一種)⇒古代中国では、全身経絡の気血を調整して流す効果があると言われていた形なので、この手指の形を守るのは大切です。

身体を回す過程で、鹿指になってから~振り返り、後ろ脚の踵を見る⇒尾閭(尾骶骨)、背骨を意識して左、右と同じように回す。

出来ないからと、焦る必要はありません。功夫は一日にして成らず⇒功夫=時間。功夫を得たいなら、時間を費やすこと⇒毎日練習することによって、ようやく功夫がついてきます=練出来(練習を重ねることにより出現する)。初めは型を丁寧にハッキリと⇒それから功用を考える。

鹿抵、目線も大切です。左に体を回した時には、右足踵を見る⇒目が下を探る=心火下行となる⇒足踵は腎経=心腎相交となる。

全ての動作、左右共に行います。私たちの経絡は、左右対称に通っていますから、片方だけの練習はダメです。

≪鹿奔≫
これも美しい動作です。ポイントは尾閭。そして命門(腎経)の突出。命門突出=虎戯でも講じましたが、「開任督二脈」のうちの督脈と大きくかかわっています。手指の形をこの様にすると、脊柱がアーチのように盛り上がってきます=開督脈の方法。

中国古代の養生学の中に、「開督脈、通督脈是難(任脈はもともと開いているが、督脈はもともと閉じているので通すのが難しい)」と言われています。督脈にはいくつかの関門があるので、それを一つずつ通していかなければなりません。

第一は尾閭~上に夾脊⇒通すのが難しく羊車のように通す=羊の性格~どんな小さな草でも根気よく根まで食べ尽くす」と例えられています。

※ダイジェスト説明⇒羊車・鹿車・牛車を丹家は「為三車牽引」と呼ぶ。尾閭から夾脊までは、羊が引く車のように細切れに慎重に進む。夾脊から玉沈までは鹿の引く車のように、大まかに速く走る。玉沈からは牛の引く車のように大きな力で猛々しく突き進まなければならない。
(補:脳部への気血の循環を促すことが出来る)

鹿抵は、督脈を伸ばして通りを良くしている。

by takeichi-3 | 2019-03-28 23:45 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

十巧手~習慣化して健康維持。。。

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中国には、簡単気功と呼ばれている種類の気功があります。そのほとんどの動作は単純で、どこでも行えるもの。「十巧手」と呼ばれているこの気功は、手のツボを刺激して気血の流れを良くします。場所を選ばずに何処でも簡単に行える動作。仕事の合い間など、疲れを感じた時にもお薦めです。

十巧手的動作,因撞擊觸摸拉扯的部位為重要穴道,做此健康法適用於任何時間,於上班公車上、上課前或看電視時,僅需數分鐘之時間;振作精神且利用時間,一舉數得。任何運動,必須持之以恆才有效,願此一簡易健康法,能受同好歡迎,進而對身體有所助益




第1巧
動作:手前伸,手肘微屈,掌心向下,大拇指內縮,平行互相打擊側面三十六次。
說明:打擊到的主要經絡是大腸經,主要穴位是合谷穴。
主治:預防及治療顏面部位的疾病,如:視力模糊、鼻炎、口齒疼痛、頭痛及預防感冒。

第2巧
動作:雙手前伸,手肘微屈,掌心向上,平行互相打擊側面三十六次。
說明:打擊到的主要經絡是小腸經,主要穴位是後溪穴。
主治:頭項強痛,放鬆頸項肌肉詳及預防骨刺、骨頭退化。

第3巧
動作:雙手掌心向上,手掌相對,以手腕互相打擊三十六次。
說明:打擊到的主要穴位是心經及心包經,主要穴位是大陵穴。
主治:預防及治療心臟病、胸悶,紓解緊張的情緒。

第4巧
動作:雙手掌心向下,食指與大拇指展開成九十度,左右手虎口相交叉打擊三十六次。
說明:穴位是八邪穴。
主治:預防及治療末梢循環,如手麻、腳麻等末梢循環疾病。

第5巧
動作:雙手掌心張開,手指撐開,互相交叉打擊三十六次。
說明:四和五主要穴位是八邪穴。
主治:預防及治療末梢循環,如手麻、腳麻等末梢循環之疾病。

第6巧
動作:手掌握緊,左手掌面向右拳頭伸直,互相打擊三十六次。
說明:經絡是心經和心包經,其主要穴位是勞宮穴。
主治:消除疲勞及提神的作用。

第7巧
動作:左手掌握緊,右手掌面向左拳頭伸直,互相打擊三十六次。
說明:六和七主要的經絡也是心經和心包經,其主要穴位是勞宮穴。
主治:消除疲勞及提神的作用。

第8巧
動作:右手拍擊左手手背與關節中位置。拍擊三十六次。
說明:打擊到的是三焦經,主要穴位是陽池穴。
主治:調整內臟機能,預防及治療糖尿病。

第9巧
第九巧
動作:搓揉双耳36次。
説明:耳垂的穴位很多。
主治:眼点、顔面部及脳部等部位的循環。

第10巧
動作:両手掌心互相摩擦十来下至掌心微熱、軽蓋双眼,眼球左右転6圈,周而復始做6次。
説明:促進眼睛的血液循環、緩解眼精疲労。
主治:予防眼睛近視、老化及視力模糊。

by takeichi-3 | 2019-03-26 23:52 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

春の養生~韮。。。

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日を追うごとに春めいてきています。春。中医では「肝」養う季節。
台湾系の春向けの養生気功「鹿戯」⇒鹿が走る姿を模した動作。




春の養生食品、一押しは「韮」だそうです⇒“春日佳蔬韮為先”

★空豆と韮。。。




★揚げ韮団子。。。




★韮煎餅(パンケーキ)。。。




★これが一番簡単。。。






by takeichi-3 | 2019-03-14 00:03 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

オフィスで太極健身操とか。。。

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気功の筋骨ストレッチ効果が考慮されている北京体育大学編纂の健身操。
※第一節⇒舒筋活血、第二節⇒益気養肺、第三節⇒強腰固腎。
※効果⇒首、肩、腰を改善治療、呼吸機能改善~肺活量が増える。



通過一段時間的鍛錬、可増強呼吸機能、拡大肺活量、改善身体循環。促進新陳代謝、達到調心養肺的功効。堅持長期練習、可以増強腰部筋肉、保護腰椎、改善腰骶神経的効能。達到強腰固腎。祛病健身的功効。

示演している創作者「柴雲龍」の柔軟性や筋肉の質がタダ者ではない(笑)と気になって調べたら~世界武術大会や全中国大会での優勝経験者。北京体育大学の導引養生本部に張広徳老師を訪ねた時、「あの人、太極拳チャンピオンよ~」と傍にいた別の老師が教えてくれた人でした。


★ついでに、最新有酸素健身操も。それなりに関節ストレッチにはなっていますが~(((^^;



by takeichi-3 | 2019-02-22 23:53 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

背骨と関節。。。

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ハンモックストレッチ(エアリアルヨガ)の脊椎ストレッチによる歪み矯正等の効果を確かめたくて、今週も挑戦~翌朝、やはり、背中や背骨のコンディションが良くなっていて、全身がクリアでスッキリ。ので、背骨を中心とした関節、筋肉の働き等を調べてみました。

骨・関節と脊椎、それを支え動かす筋肉は運動器と呼ばれ、手の運動、歩行、姿勢保持といった人間の生活に直結する機能をもった非常に重要な構造です。運動器が障害されると、日常動作が大きく制限されるばかりでなく、関節痛や神経痛を生じ、生活の質は低下してしまいます。

《運動器の構成要素》
★骨格
骨格は重力に抗して身体の形を一定に保持していて、ビルの鉄筋のような働きをしています。もし骨格がなければ、私たちの身体はクラゲやタコのようになってしまい、身体の形を維持できないばかりか内臓を保護することもできなくなります。

人体の骨格は200余りの骨が連結して構成されています。それぞれの骨は関節や靱帯で結合されています。大腿や下腿の骨のように細長い形の骨は長管骨と呼ばれ、頭蓋骨のように扁平な形の骨は扁平骨と呼ばれます。

骨の表面は骨膜と呼ばれる薄い膜で覆われ、骨に栄養を供給したり骨折の際に治癒を進める役目をしています。骨の外層は皮質骨と呼ばれる硬い骨で構成され、内腔は骨髄といって海綿骨という海綿状の骨で網の目状に満たされています。このような構造により、骨は軽い割にとても強い外力にも耐えられるようになっています。また、海綿骨を除いた骨髄には血液を作る役目があります。
 
骨の両端で関節を構成している部分は関節軟骨という軟骨で覆われています。また、長管骨のはしの近くには骨端線と呼ばれる軟骨層があり、子どもの骨が成長するとこの部分の軟骨が成長して骨になります。成人になると骨端線は閉じて成長が止まります。子どもの時に骨端線に怪我をすると、その骨の成長障害や変形を生じることがあります。

骨は絶えず作り変えられつつ、その形態と機能が維持されています。ビルのコンクリートでは長い時間が経過すると、劣化してヒビ割れが生じますが、骨は絶えず新しいものに作り替えられているため、このような心配はありません。骨の表面には破骨細胞という細胞があり、古くなった骨を絶えず吸収しています。同時に骨芽細胞という細胞が新しい骨を絶えず作っています。この骨の吸収と新生のバランスが崩れて、骨の量が減ってくると骨粗鬆症という骨がスカスカな状態になってしまいます。

骨はカルシウムの最大の貯蔵庫であり、人体中の全カルシウムの99%が骨に貯蔵されています。カルシウムの骨と血液との出入りはホルモンにより調節されています。

このように骨格は、身体を支え、運動を可能とし、脳や脊髄や内臓など、外力に弱い臓器を保護し、造血機能を営み、更にカルシウム代謝にも重要な役目を担っています。

★関節
骨と骨は連結して関節を形成し、複雑な運動を可能にしています。膝や肘や肩のようによく動く関節から、骨盤の関節のように殆ど動かない関節まで色々な種類の関節があります。

関節は関節包と呼ばれる袋状の組織で包まれています。関節包の中、骨の表面は大人で数ミリの厚さの関節軟骨という滑らかで弾力のある組織で覆われています。関節軟骨は水分を多く含んでいて表面が滑らかなので、関節のスムーズな動きを可能にしています。水分を含んでいるのは関節軟骨にあるプロテオグリカン分子が水を吸い寄せる力をもっているからです。加齢によりこの関節軟骨が損なわれると、滑らかな動きが出来なくなります。

関節包の内側は滑膜という柔らかくひだのある組織で覆われています。滑膜は滑液という潤滑油に相当する液体を分泌し、関節の動きを滑らかにします。さらに滑液は関節軟骨に栄養を供給します。関節リウマチでは、主に滑膜に炎症が生じます。

関節包の外側は硬い靱帯性の線維組織で覆われ、関節に異常な動きが生じないようにして関節を保護しています。膝関節のなかには十字靱帯という特殊な靱帯があり、膝の運動と支持性をコントロールしています。

筋肉は「曲げる」と「伸ばす」など、反対の運動をする筋肉(拮抗筋)が対になっています。一方が収縮し、片方が緩むと関節は「動き」ます。両方が一緒に収縮すると関節は動かず、「支え」の仕事を行うことになります。筋肉は、筋力だけでなく、柔軟性や拮抗筋とのバランス、筋肉を動かす神経との繋がりなども重要です。

★脊椎
脊椎は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨(仙椎)5個、尾骨(尾椎)より構成されていますが、人により数や形態には多少のばらつきがあります。

脊椎は支柱となって身体を支えるとともに、身体を前に曲げたり(前屈)、後ろに反ったり(後屈)等の運動を可能にしています。更に脊柱管という管の中に脊髄や馬尾、神経根という大切な神経組織を保護する役目も果たしています。各々の椎骨は椎間板という軟骨のクッションで挟まれていて、一種の関節を形成しています。

背骨の後ろにも椎間関節という小さな関節が左右にあり、脊椎の支持と運動に役立っています。脊椎の周囲には多くの丈夫な靱帯があって、脊椎の異常な動きを防ぎ、神経組織を保護しています。脊椎の怪我や変形はその中にある脊髄や馬尾、神経根という神経組織に悪影響を及ぼし、重篤な障害の原因となることがあります。

筋肉は拮抗筋として対になっています。一方が収縮し、片方が緩むと背骨は「動き」、両方が一緒に収縮すると背骨は「支える」仕事を行うことになります。筋肉は、筋力だけでなく、柔軟性や拮抗筋とのバランス、筋肉を動かす神経との繋がりなども重要です。

★筋肉と末梢神経
骨格を動かす筋肉は横紋筋と呼ばれ、骨格に付いて関節を動かしたり、脊椎を支えたりします。全て脊髄から分岐した神経によりコントロールされています。従って随意筋ともいわれます。これに対し、胃や腸のような内臓の壁にある筋肉は平滑筋と呼ばれ、自律神経によりコントロールされ、随意性はありません。

筋肉が骨に付着している部分で黄白色の光沢をもった線維組織を腱といいます。腱は筋肉全体の収縮力を骨や関節のある1点に収束させ、効率的で繊細な運動を可能にします。なかでもアキレス腱は最大の腱です。手指にも多くの腱があり、たいへん複雑な手指の運動や強力なつまみ動作やにぎり動作を可能にしています。

一つの関節運動に際しては多くの筋が複雑に作用しあっています。この連合運動は中枢神経、脊髄によりコントロールされていますが、その情報を伝達するのが末梢神経です。末梢神経は手足や体幹のなかを網の目のようにはりめぐらしています。末梢神経が損傷されるとその神経に支配された筋肉は収縮できなくなり、萎縮してしまいます。


★中医的な相関図も。。。

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by takeichi-3 | 2019-02-08 23:58 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

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