カテゴリ:太極拳理論( 511 )

内功基本~丹田、呼吸、松沈。。。

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低温&雨続きの影響か、ツユクサの葉っぱ~例年にない虫食い被害。。。(((((/-_-)/


全国大会参加者からメール~「変わったのが、会場入りから本番まで緊張はありましたが上がらなかったことです。腹筋、呼吸で足裏に落ちることを体感させていただいたのが大きかったと思います」⇒関節の松沈は、頭を上げ、肩を沈め、含胸抜背、気沈丹田~下腹の合(静=止)により得られる。

成績自体が去年と殆ど変わりないという様子に杞憂していましたが、このメールを読んで一安心!継続して、呼吸&丹田内気の運用をテーマに精度を上げていこうと思います⇒かつて、宗維潔老師から受け続けた注意、「下半身をキチンと使うには、上半身を正しくしないと無理。関節の松開⇒虚領頂頚⇒脊椎が伸びる=尾閭中正(仙骨を立てる)と呼応して背骨を垂直に保つ。沈肩墜肱⇒肩・肱・手首関節が伸びる、含胸抜背(横隔膜下沈を促す)は気沈丹田となるための重要素⇒圓股(裆)の完成」

松沈不是動作的下砸,也不是動作的下蹲、而是指丹田内気的下沈、并不是外気、当然和外気也有関係、因為肺主呼吸、腎気主納気、只有腎健康、納気才能呼吸深沈、通過肺呼吸気機方能入骨、気機入骨内気才能騰然、練出来的掤劲方十足純正。人体腎臓是父母給的先天之本。所以尽量不要消耗、一切以養為主。人体真気的消耗主要是七情六欲、去掉雑念杜絶妄想。正所谓“静養霊根気養养神、養精養気見天真、修得丹田長命宝、黄金万両不予人”。練拳之時以丹田之気而運之。


★2008年に訳した太極拳理論ですが。。。

太極拳は身体の動きと丹田内転が結合した運動です。大架であっても小架であっても同じ回転運動が要求されています。

昔から言われていることですが、「以意行気、以気転身⇒意識で気を動かす、気で体を動かす」「始而意動、即而気動⇒初めに意識が動き、それから気が動く」といった言葉が示すように、太極拳を練習するには意念と呼吸の協調が必要です。

特に「丹田気動」⇒丹田(腹部)神経を脳神経(意識)の指示の下、吸気を利用して内転させる(防御=蓄)⇒丹田からエネルギー(劲)が生じている感覚が脳へと伝達されていく⇒脳神経(意識)はエネルギー(劲)が向かう方向を指示する⇒呼気を利用して攻撃(発)へと転じる⇒協調一致したエネルギー(劲)の運用が出来る。

「内不動、外不動⇒内側が動かなければ、外側は動かない」「“腰不動、手不発⇒腰が動かなければ、手は動かない」。攻撃に際しては、丹田の内気の震動が一気に外側に伝わっていく。旋腰転脊も丹田を核としての整体運動をしている。腹部臓器を通り過ぎる時には、これを自然にマッサージしてその機能を高めている。

吸気には身体を松沈させる効果がある。これにより神経系統もリラックスしやすくなる⇒穏やかな状態(禅の境地)で全身を意識支配の下、協調一致した運動をすることができる。

肉体(筋肉)の中に太極拳は存在しない。意識によっての協調一致⇒太極拳⇒「一動無有不動、一静無有不静」。そして、この協調一致運動の核心となるのは、小腹(丹田)が描き続ける円によるエネルギー(劲)⇒“抓住丹田練内功⇒丹田を鍛えて内功を自分のものとする”⇒その円は上下、左右、前後、斜めといったあらゆる方向に描かれる。
by takeichi-3 | 2019-07-16 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

仙骨。。。

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北京から帰って一か月~胴体部調整の精度が上がってきて、套路動作時、四肢を呼吸&深層筋で誘導できるようになり始めています。そんな状態で参加したヨガ、「仙骨をきちんと立てて~身体が真っすぐになって、エネルギーがチャクラを流れるように~」な動作説明があり、インストラクターさんの見本動作を見ていたら、その調整具合(丹田部も含め)が伝統拳老師の要求とほぼ同じ。

★ので、以前のブログから~今日は仙骨。。。
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★仙骨の働き。
・上半身を支え、下半身へと連結。
・生命の維持。
・精神の安定。

★仙骨の位置~「静」「下沈劲」「上下相随」等の太極拳運動の特徴の実現と大きく関わっているのが分かります⇒初心者のうちから訓練を積んで習慣化したい部分です。
  
仙骨は一点で上半身を支え~仙腸関節を通って腸骨へと分散し~下半身の支えを受け止めています。いわば、上半身と下半身を連結する、蝶番のようなものです⇒仙骨が無ければ、立っていることも歩くことも出来ないばかりでなく、生きていくことさえ不可能です。また、仙骨を破損してしまうと、精神的に何らかの変化をきたしてしまいます。
  
仙骨は、5個の仙椎と靭帯が結合したものと言われて脊椎中で最も大きな骨です。仙骨は上方が広くなっていてこれを仙骨底といい、逆に下方は細くなり仙骨尖といいます。 第5腰椎が仙骨底で関節として接していて、尾骨が仙骨尖と結合しています。また外側部の耳状面では骨盤と結合していて、この部分を仙腸関節と呼びます。 仙骨の前面には仙骨孔と呼ばれる穴が空いています。ここからは仙骨神経という神経が出る場所となっています。

仙骨は骨盤の中心にあり、上半身と下半身を繋ぐ重要な位置にあります⇒仙骨の上には脊柱や頭蓋骨があり、それらの重りを仙骨が支えている形となっています⇒大黒柱を支える大切な土台~体を動かすときの中心部として機能している⇒もし、この仙骨に歪みが生じると、神経系・血管系に異常が生じ肩や首・腰などに痛みが起こると言われています。また、髄液という体液が体を滑らかに循環するためのポンプのような働きもしています。髄液がうまく循環しなくなると脳や脊髄のバランスが崩れて体調不良の原因となってしまいます。

仙骨には仙骨神経叢(仙骨から下半身へいろいろな神経の総称)、骨盤内臓神経(内臓の血管を広げ機能を高める神経)が通っているので上半身・下半身ともに働きかける機能を持っているということです

★上虚下実とは、文字通り上が虚で下が実ということです。
虚⇒力が抜けている、広がりがある、無限である。
実⇒しっかりとしている。充ちている、有限である(実像がある)。

身体の上虚下実⇒上肢(臍上)に力みがなく、下肢(臍下~腰、丹田、脚)がしっかりとしている状態。人間の骨格上、一番強いのが腰。腰椎は背骨の中で一番太い部分⇒骨盤。人の体は、上半身の力みが抜けてると骨盤の中に力が集まり、重心が中心に寄ってきて、足腰がしっかりとする構造になっています。 重心が骨盤の中に落ちると、仙骨の両サイドにある腸骨がしっかりと挟む力が自然に生じます。結果、動く時に軸がブレにくくなり~余分なエネルギーを使わなくなるので疲れにくくなります。腰がしっかりすると姿勢が良くなり、視野が広がります。また胸郭が緩んで広くなり、呼吸もしやすくなります。

※仙骨を立てる⇒円裆(開股⇒膝が内側に入らなくなる)の重要素です。

≪整体≫の中には、「架子(骨格)を正しい位置に」という意味も。骨格の位置が正しくなると筋肉が放松⇒虚領頂頸、含胸抜背、沈肩墜肘、気沈丹田は、骨関節を正しい位置へと導くための要求⇒正しい位置になると「骨骨貫穿」「協調一致」という、太極拳の規律を満たす動きが実現できる。養生方面でも。骨格の位置が正しく、筋肉が放松すると⇒体液は遮られることなく身体の隅々までいき渡る~そうです。

人間は重心のある所を起点にして動きます。 肩や手、首が力んでいると、重心が高くなります。首は背骨の中で比較的弱い所⇒そこを起点にして動く=筋肉を固めて動くということです⇒肩や首を固めていると、呼吸が浅くなり脳に行く酸素の量が少なくなります⇒首を固めていると脳への血流も少なくなります。重心が肩の辺りにあると、腰が抜けてきます⇒力が骨盤から抜けていく⇒腰が抜けてくると仙骨を腸骨が挟む力が抜ける⇒軸がブレるようになります。

by takeichi-3 | 2019-07-15 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

気(呼吸)の運用。。。

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地壇公園の伝統拳老師に、「日本に戻ってから、身体を動かす時には、老師に教わった腹部(胴体部)調整を利用して気を運用するようにしています。これって太極拳以外、長拳、ヨガ、筋トレ等々いずれにも効果が感じられます。今までよりも軽松(力みなく)、整体(全身協調)、霊活(スムーズ)、呼吸は乱れず~内家拳の効果って凄い。これからも、堅持していきます!」な内容のメールを送ったら~ジャッキーの「イイネ!」が返ってきました~(#^_^#)


★気を運用して劲と成す~気功も太極拳も最初に行わなければならないのは、運用する素材となる呼吸の体内への取り入れ⇒身法の精度がある程度のレベルにならないと、横隔膜(深層筋)稼働による気沈丹田形成は出現しません。

★意と気
太極拳の運行法則⇒用意識導引行動=≪意気君来骨肉臣≫≪用意不用力≫。これらの意味するものは、意識による身体の統合。≪没有意,只有形=意識が無く形のみ≫=体操。

太極拳であるなら、どんな時でも全ての動作は意念に支配されていなければなりません⇒意を用いて気を運行させ、気によって身体を動かす⇒意識によって関節を押し広げ、関節が押し広げられることによって放松した筋肉にスムーズに気血が流れるようになる⇒健康的効果も得られる。

攻撃動作(開)で、「意念を出して」と言われると、ともすると脳(感情)を始点として力点となる部分に意識を走らせてしまいがちですが、、、

経過動作(合=吸気)で吸い込んだ酸素を意識を使って丹田に送り込む(深層筋活用)⇒吸い込んだ酸素をコントロール(意念を使って)しながら丁寧に丹田から力点へと送りだす⇒意識は腰の後ろに貼りつけたまま。力点に移動していく直接のものは気であって意識ではありません⇒繰り返し練習することで、酸素運行の中から気が体感できるようになってきます。

by takeichi-3 | 2019-07-08 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

沈(松)肩墜肘。。。

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北京で太極拳時。。。
“肩を沈める~”、宗維潔老師から、「肩、私には真似ができないような変な動きをしている」「経過動作の中で放松が必要だと思って、肩をリラックスさせてから動くようにしてるのですが」「肩は沈めるのであって、放松させてはいけないのね。放松すると腕の力まで抜けるから、自然に断劲してしまうの。」


★な、「沈肩墜肘」に関しても多くの書籍を訳しています~その幾つかを改めて。。。

上肢の三大関節と言えば、肩、肘、腕です。太極拳で放松をしようと思ったら、まず肩関節を放松させなければ、手、腕の放松は不可能です⇒節節串貫⇒腕、手を自在に松柔円滑に動かせる要は肩関節の松開にかかっています。

関節の松開は意識によってのみ可能になります。⇒日々の鍛錬によって習慣化することが可能です⇒手、腕は、柳の枝が風に揺れているかのように自在に動かせるようになります。沈肩墜肘は太極拳の要求の中でも重要な要素です。松肩という条件の下で沈肩は完成します。沈肩墜肘は含胸拔背の完成を助けます。肩が上がっている状態では、どんなに頑張っても含胸拔背とはなれず、気沈丹田の障害となります⇒含胸拔背が完成して初めて気沈丹田となることができます。


太極拳を学ぶ人が「沈肩墜肘」を論じる時、「松肩墜肘」と表現する人もいます。これは同じ要求を指しています。

腕手が運動(攻撃)しようとする時、必ず関節の動き(回転)を伴います。もし、肩を硬くいからせていると肩甲骨は開閉せず、腕は伸びやかな動き(展開)ができなくなります⇒勢いがなくなる。松肩と亸肩(ただ垂れ下げている状態)とは異なります。肩関節を下に開くようにして垂らしていくのが正しい松肩。この開きにより意識は滞ることなく末端にまで行き届き、柳の枝のようにしなやかな動きをすることができるようになります。

肩関節を引き伸ばすことによって筋肉を弛める⇒松肩は、墜肩(外から見た状態)によってもたらされる身体内部の変化。肩松開は、健康にも良い影響を与えます。筋肉がリラックス(軟らかくなる)するので、リンパや血液が体の末端まで滞ることなく行き渡る⇒健康になる⇒功力を高める⇒“行気如九曲回腸、無微不至⇒全身くまなく、行き渡らないところは微塵もない”
となります。


松肩沈肘は肩関節が松沈となっているだけではなく、鎖骨も微かに沈ませている。肘関節は始終、的度な湾曲を保ちながら沈垂となる。肘関節は力点に対する支点としての役割がある。外三合でも肘の合は重要視されている。垂肘の前提において沈肩も完成する。

沈肩垂肘によって相手からの胸部攻撃を防ぎ易くする⇒沈肩により腋に隙間が生じるので、肘は胸肋につかず離れずという理想的な形になる⇒くっついてしまうと自由に動けない、離れ過ぎると身を守れない。

★“三垂”=気垂、肩垂、肘垂。
気垂:気が丹田に落ちて行く⇒身体は山のように穏やかで安定する。
肩垂:腕には松劲が満ちる⇒全身を放松に導く⇒動作を重沈なものにする⇒腕を長く使える⇒肺を広げるので、息があがらなくなる。
肘垂:上腕二頭筋を捻る⇒それによって、静脈と毛細血管を広げ血流をよくする⇒血液循環のスピードが速くなる⇒循環器系統の改善。

肩関節は手三陽経、手陽明(大腸)経、手太陽(小腸)経、手少陽(三焦)経、及手三陰経、手太陽(肺)経、手少陰(心)経、手厥陰(心包)経に関っているので~肩が上がる=強張る⇒気血の通りが悪くなる。

沈肩垂肘でないと、背中、腰、脊椎が強張るので気の通りが悪くなるだけでなく指先への劲の流れを悪くする。肺、心臓などが上へと引き上げられる⇒緊張。

by takeichi-3 | 2019-07-07 23:53 | 太極拳理論 | Comments(0)

静功(站桩)。。。

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北京体育大学武術班のブラジル人留学生たちが、形意拳老師の評判を聞いて練習に参加~初心者には站桩(タントウ)をさせて覚悟を見極める~的な伝統拳。二時間近く立ちっぱなし、再度訪れた人はいませんでした。ちなみに、北京体育大学武術班教授の武冬老師も、初日で懲りたと話していました(笑)。

宗維潔老師の紹介ということもあり、この洗礼を受けずに套路練習から始められた私。基本的にジッとしているのが苦手なほうなので、站桩は極力行わずに過ごしていました。

2008年の北京で太極拳⇒今日の練習。基本功となる進歩練習を始めた途端、老師が言うには「歩いても意味がないから、立っていなさい!」~なこともありました。

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先月の北京行き以来、地壇公園の伝統拳老師が毎日のように太極拳理論資料を送ってくれます。帰国してから一週間。学んだ内容の体内感覚、少しずつ強くなっています。

今回学んだ内容はコレ。送信された理論資料を読んだ途端に納得しました~内功系、適切な指導がなければ、文章だけでは体現できません。

两臂抱撑、分合、提沈、胯腿的開合縮裹挣撑又形成了肩臂、胯腿、腹背、頭足的六面挣衡、其形其勢如魚蛇猛獣的脊肋骨架構造(似又返回動物原始)、其抱裹拧钻是螺旋、既暗暗合拍于地天逆転規律、又含蓄着形意拳陰陽合抱之意。其胸前背后任督二脈自然弥合、随呼吸松緊溘然貫通。

上記を体内で再現(胴体部操作により呼吸を取り込んで、それ(気)を運用⇒劲)することが出来るようになると、静功(站桩)が楽しくなります⇒静功で得られた感覚を套路に融合させていく楽しみも。。。


これも2008年。
「太極拳は霊験あらたかな仙薬でも、奇跡でもない。食事や睡眠と同じように、日々の繰り返しによって完成されていく術である」という書き出しで、太極拳書籍を訳しています。

太極拳は“内功拳“です。意気によって骨と肉を操る。劲功を求め続けることによってのみ体得が可能になります。急いで動作を覚えたとしても、それは上辺だけのこと。站桩(タントウ)などの基本功による内劲への追求がないままでは太極拳とは呼べません。自分の身型などを細心にチェックしていれば、偏差が出ることもなく運動の効果も格段に上がります。

武術を習う時、「基本功がなければ、いつまで経っても空っぽのまま」、「手足の動きと、方向ばかりを考えていると上下内外の相合は得られず、套路や拳式が変わるたびに全てを覚え直すことになる」という言葉が語るように、一つ一つの套路、拳式を身法や用法を考えながら丁寧に覚えていくほうが上達の早道となるのです。

大急ぎで、24式、48式、42式、88式や剣の動作を覚えたとしても、そこには中味が伴わないので、奥義の体得は不可能です。生活の中で、空気のような存在になった時、太極拳は一生の伴侶へとなり得るのです。

★太極拳、本当に手間と時間がかかります~

あ。ちなみに、師匠宗維潔老師が太極拳を始めたのは、遊び友達の影響。
家に帰ってお母さんに、「〇〇チャンが形意拳を習い始めたの。私も習っていい?」「形意拳って何?」「ん~、よく分からない」がきっかけ。で、仲間5人と一緒に北京の大会に出場したら、李秉慈老師がやって来て「君たち、私のところに来なさい」と言われたので皆で出かけたら太極拳だったの~「太極拳より形意拳のほうがいい」と言ったら、「分かった。形意拳もやっていいから、太極拳もやりなさい」な~

辛い練習に耐えられた理由は~「当時は、今みたいにゲームなんてなかったでしょ。だから、練習中に課せられた站桩(タントウ)がゲームみたいな感じ。最後まで我慢して一番になりたかったから~」

by takeichi-3 | 2019-07-04 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

床反力(地面反力)~中国語は、反弾力。。。

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床反力(地面反力)、中国語では反弾力が一般なようです。
太極拳系の反弾力に関する動画を探していたら、意外なことに自分がUPした動画が~UPした当時、どうやって動くのだろうと思いましたが、今は納得。床反力を生じさせれば省エネ(力まず)で動けます。下勢独立~この力が欠かせません。



反弾力、胴体部を調整(身法)することにより生じる下松沈を源として動かないと膝などを痛めてしまいます。ある意味、太極拳十要遵守のトレーニング。正しく行えると、養生効果も得られるようです。

★有利于養生之道中“上虚下実”的修練功夫。
太極拳最終目的在于養生健身、所以它一向重視内功修煉、而内功修煉的重点是做到上虚下実、即講求意念放松、内気(真気)下沈、気沈丹田、克服“提心吊胆”内気上涌、上浮等現象。而平時練拳走低勢、有利于由外及内的意気的松沈、这様肯定対于養生有益。特别是年歳稍高的人们、或从事能力労働的人们、往往是上実下虚、“頭重胸悶、腰腿軟”、又有云“人老先从腿上老”。如果平時注意腿功桩功的鍛錬、則可以防止这種状態的出現。而拳走低架正好是一種活桩鍛錬、陳照奎老師、冯志強老師都講過拳走低架就等于練活桩。有云:“神仙留下健身方,開档下胯最為良”。

★地面反弾力
腿上虚実変換過程中、必須要「虚灵頂劲」和做到「節節放松、節節貫串」。这様才能符合「一挙動、周身俱要軽灵、犹須貫串」的要求。当我们按照上述的方法来転換両腿間虚実時、若能做到全身放松,転換軽灵、在身体的重量全部从一腿転換到別一条腿一刹那、会感覚到有一个力从地面向上反弹到実脚。我们応从脚底、脚踝関節、膝関節、跨等節節向上放松、让这个反弹力随着我们的心意去到身体的任何部份、作為該身体部份的動力来源。例如虚脚的上歩或手上的掤劲。要注意,如果在地面反弹力的伝递所経過的路線中、有不松開的地方、那么,地面反弹力的伝递便在身体不松開的地方中止。因此、在練架子時、必須要全身松開、節節放松、節節貫串、一動接別一動、不許有停滞。


by takeichi-3 | 2019-06-25 23:58 | 太極拳理論 | Comments(0)

(再)陳小旺老師による太極拳と健康。。。

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七年前のブログ記事~陳小旺老師が、太極拳の健康効果をメインテーマとしたテレビ番組に出演した時の映像を見直し。。。



★簡単に、三分の一程度まで訳しています。

司会者の「太極拳の套路とか、何か披露してください」という言葉に、「一番簡単なのは、站桩」と答えて、要領を説明。

姿勢は八面支撑となるように⇒八面支撑とは、前後左右に斜め(などのあらゆる方向からの均等な力によって支えられている状態)⇒体は前後左右斜めに傾かない。そして放松している。これが支撑の姿勢⇒補足:身法遵守(胴体部調整)によって出現。

腕がダランと萎えたりしないように。腕(筋肉)の力が過ぎて筋肉が硬くならないように⇒気の通りに影響を与えます。

放松という状態だと気が通りやすくなります。力が抜けているとはいえ、適度な力によって腕は持ち上げられています⇒補足:筋肉が強張ったり硬剛ではなく自然~萎えてはいない。

腕の棚力によって支撑の姿勢が保たれます⇒補足:含胸による気貼脊背(抜背)、収復提肛による命門の張り出し必須。

この姿勢が出来ると、丹田が全身の核心(気沈丹田)となります⇒補足:含胸(壇中内含)に誘導されて横隔膜が下沈する~が重要。

丹田に気が満ちている⇒健康。丹田の気が少ない⇒疲労。丹田から気が散る(失われる)⇒生命が失われる。丹田からの気を全身~臓腑、関節、筋肉に行き渡らせます。両手が熱くなり膨張~腕が熱くなり膨張~だんだんと全身に広がっていきます。気は内側(臓腑)から外側(皮膚)へと伝わっていきます⇒補足:気=胴体部(手足以外)調整を利用して体内に取り込まれた吸気~その後の運用方法は、気功、太極拳(各流派)、ヨガ等で異なる。

中国医学理論では、「(気)通者不痛、痛者不通」と言われています。通りの悪い部分⇒疾病が発生。経絡学によると、気は経絡を通っています。体のありとあらゆる部分に気を通すことが出来たら、健康、護身、治病の効果を発揮します。

站桩が基礎となるのは分かりましたが、それ以外には?

健康作用以外の站桩の効果は~丹田核心を失わない(崩さない)=八面支撑を失わない⇒攻防の最中に丹田から変化するという太極拳の運動体系(基本姿勢)が乱れなくなるので、敗け知らずとなり、どのような変化に対してもバランスを失うことがありません⇒補足:身法はある意味体幹強化法。

一般の人が、站桩を行うとしたら~一日にどれ位の時間を費やしたらよいのですか?

初めのうちは十分。慣れてきたら三十分。ある時は一時間。

老師はどれ位?

時間に余裕のある時なら一時間。道場以外、生活の中で座っている時にもこの姿勢~丹田核心を形成できます。歩いている時、乗り物に乗っている時、家で家事をする時でもこの身法を維持していると、鍛錬効果が得られます⇒身法=補足:胴体部への要求(身法)を日常行動の中に取り込む~を習慣化(自然化)させる訓練、有効です。

太極拳が体に良いということは誰でも知っています。さっき、老師もおっしゃったように、気血の通りを良くする効果があるからですが、具体的な原理は?

陳王廷老師は、どのように言っていたか?彼は陳家の第九代で、太極拳の創始者です。

その頃の太極拳套路は、現在と同じだったのですか?

彼は七套を創りました。それは第十四代の陳長興まで伝わり~それらが二套にまとめられました。一路と二路です。通常見かけるのは、ユックリとした動きの一路。二路は、余り知られていません。ゆっくりなのは、一路に楊式。楊露禅は、陳家溝で太極拳を学んだ後、清朝の宮殿で太極拳を教えるようになりました。宮殿の人たちには伝統的な練習方法は無理でしたので、楊露禅は、誰もが出来るようなものに変えていきました。

一路は、ユックリ、ユックリ、太極拳運動の規律や体系を探りながら行い、「一気貫通」を錬成しています。それは、筋肉の力によらないものです。

放松の練習ばかりしていて、相手を打つことが出来るか?一路練習の基礎の上に、耐力と爆発力を錬成するのが二路(快=速い)。その速さはどれ位でしょうか?それは、少林拳よりスピードがあります。※表演つき~

健康~という概念で、五禽戯や八段錦と太極拳の区別は?

共通の部分と、異なる部分があります。私も六字訣や易筋経を学んだことがあります。動作は簡単で呼吸配分も決められています。ですが、防身という点が欠けています。陳王廷は、陰陽学と鍼灸に武術を融合させました。纏続螺旋という運動方式を創りだしました。一般のスポーツの中では見られない動きです。

私たちの経絡⇒陰経、陽経、任脈、督脈~が、このように体に捻りを加えることによって、各経絡の通りを良くするのです⇒全身の循環系等の流れを良くします⇒太極拳は、深く考えられた、厳密な、系統だった気功なのです。

健康という観点から、他の国家の情況も聞いてみましょう。

インドでは、誰もがヨガを行います。ヨガは、ある意味生活の一部です。中国でも多くの人が健康運動としてヨガを学んでいますが、ヨガは、その思想も学ばなければなりません。色々な道理が融合しています。インドでは子供から老人までヨガを行っていますが、大多数の人は専門家ではありません。中国の太極拳愛好者の多くがそうであるのと同じです。

ヨガの養生理論は?
ヨガと太極拳の共通部分は呼吸です。現在ヨガを学ぶ人の多くが、DVDや本によって学ぼうとしています。私は、これは良い方法だとは思いません。DVDや本を見ながら自分なりの解釈で行っていると、自身の間違いに気付くことができません。

1994年に、太極拳の映画を見ました。ドニー・イェンが出演した≪笑太極≫です。それから、太極拳を学びたいと思いました。それで、インドで太極拳の本を買いましたが、本に書かれているのは動作(型)のみ。中国に来て、太極拳老師を訪れた時、何が出来るのかと聞かれ~本で覚えた動作を見せたところ、「それは太極拳じゃない。中身(精神)が無いと」笑われました。

インド人の愛龍がヨガの呼吸のことを言っていましたが、太極拳では?

この動作の時は吸って~吐いて~と、無理に合わせる必要はなく、自然で構いません。不完全な動作が正確に~全身協調のレベルが上がってくるにつれて、呼吸も整ってきます⇒補足:身法のレベルが上がるにつれて、横隔膜が自然稼働するようになります。


by takeichi-3 | 2019-06-18 23:55 | 太極拳理論 | Comments(0)

太極拳の形と呼吸の配合⇒陳式:金剛搗碓を例に。。。

陳式太極拳の金剛搗碓。




★太極拳の形と呼吸の配合⇒陳式:金剛搗碓を例にした細やかな説明が中国ネットに。

練習に際しては、下記に述べるような意識の支配導引による形と呼吸の配合を通しての動作形成を心がけなければならない⇒動作導引呼吸的有機結合⇒“意到気到、気到達劲随”となる⇒規律のある拳勢呼吸による完成⇒動作に呼吸を合わせる~は、気を滞らせる⇒太極拳の養気という目的に反する。

①頂劲虚虚領起、以中気潜転為軸、腰劲先左后右旋套、身体螺旋下沈,双手左逆右順、走弧線向左前方棚出、膻中穴微内含、周身合中遇開、丹田吸気、気結中宮、眼視前方、耳聴身后、兼顧両腎。

②腰劲微向右旋、身体螺旋下沈、双肩左催右領、引導諸穴内気潜転、膻中穴微内含、心気与横隔膜同歩沈降、座腕旋転、気聚軸腕、内棚外折、眼視右手。丹田呼気。

③腰劲向右旋、身体螺旋下沈、胸腰由左向右做下弧運化、双手旋腕転膀、向身体右側運展。同時松左胯、泛右臀。周身合住劲、継続呼気。

④重心移至右腿、左腿提起、里合扣裆、五趾抓地、小腹関元内収納気。双手上棚、目視左前方、気由丹田上行、丹田吸気。

⑤松腰下気、身体螺旋下沈、左脚内側向左前方滑出、内気順左腿沈降至湧泉穴、一吐既納。双手向右上方加棚劲、膻中穴微内含、劲催至双手加棚劲、気下行至左脚。

⑥腰劲松沈、双肩松開、右催左領、左手折腕旋転、松右股、泛左臀、開膝合膑、五趾抓地、湧泉穴由吐変吸、周身合住劲。

⑦以腰劲旋転領半身転動、催腎気左右上下立圓滚動、身体螺旋上昇、牽動往来気貼背、双腿里纏、裆劲前合后開撑圓、周身合中寓開、丹田吸気、気結中宮、眼視前方。

⑧松腰下気、身体螺旋下沈、腰劲向下松串、右脚震脚落地、右拳順纏下沈、落于左掌心,两臂撑圓、松胯屈膝、気沈丹田、周身渾然一体、此動呼気。

★“以気催形”が自然に行われるようになるには、ゆっくりと時間をかけた繰り返し練習が必要⇒《拳論》による“意在神、不在気”という原則を忘れずに⇒“形神兼備、内外兼修”


★金剛搗碓の用法も。



by takeichi-3 | 2019-06-16 23:54 | 太極拳理論 | Comments(0)

横隔膜稼働による下沈劲。。。

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新宿歌舞伎町周辺、昨晩の雨で空気が洗浄されたからか、天好藍!


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最近、フィットネスのトレーニング時でも太極拳呼吸(横隔膜を下沈⇒身法の含胸の精度が上がれば出現)で動くようにしていますが~心拍数を上げる動きでも息が乱れることはなく、体幹強度も確実にUPしてきています。

★呼吸調整が出来るようになって、ようやく太極拳中級~な中国サイト情報。
太極拳では呼吸がキーポイント。気と力が結合している太極拳ならば、疲れることもなく、日を追うごとに軽松が増していく。套路を通す時、起勢から収勢まで呼吸と動作を調整するのは必須。調整がうまくいかないと、体力も不足してくるし、動作も要求されている定式に至らない、息が上がる、連貫性がなくなるなど、色々な乱れが出現する。

内功拳術ともいえる呼吸方法⇒気を劲と成す。
初心者は自然呼吸法を基礎に、動作規格に習熟してきたら、腹式呼吸=横隔膜活動を主とした呼吸方式に。太極拳、意識による導引呼吸との協調によって、その運動の特徴でもある柔、均、細、長~が出現⇒横隔膜が下がるにつれて気は緩慢と腹部臍下に~腹部は自然に起伏鼓荡となる~この呼吸は自然呼吸よりも深長で、腹部の松緊により劲を全身に伝達できるようになる。

肺に取り込まれた空気は背中側へ(気貼脊背~背筋類と協調)⇒肩が上がっていると、胸は前に張り出されてしまう~含胸抜背、沈肩墜肘等の身法の遵守が欠かせない。


★2008年、李秉慈老師の講習会に参加した時に体感させてもらった劲も、横隔膜操作によるものだと、実感できるようになっている今日この頃です。

今日、北京から来日している、80歳になろうという老師の身体に触る機会がありました。老師の挺と張っている胸に掌を置け~というので、それなりに力を込めて胸に当てると~老師が含胸を作り~あ・あ!掌が老師の胸に引き込まれていく~!

次の指示は、胸と背に手を当てろと~おぁ~!含んだ胸の劲がそのまま背中へと抜けてくる~!

それから、上腹部にも触れさせてもらうと。あらら!劲が丹田に落ちていく~!

★お世話になった老師方々。ようやく中級に至ったようです。m( _ _ )m

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by takeichi-3 | 2019-06-13 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

筋膜~以前のブログから。。。

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なんとなく、筋膜についても、以前にブログで書いているのでは~と検索してみたら、色々と出てきました。(^^;

★健身気功易筋経での説明の中では、、、
屈伸、外展内収、捩転運動を利用して、全身の骨格&大小関節を活動させる⇒筋肉、靭帯、筋膜など関節を接続している組織の柔軟性が増す⇒血液循環が良くなる⇒栄養補給&代謝も良くなる。免疫力を高めたり、老化を予防する働きをしている脊椎(命門、督脈)を刺激する動きが多様されている。

★中華武術名家講堂で参加した張全亮老師の講習会の内容は、その師匠である王培生老師が創った、養生効果も重視しているという伝統呉式37式~立身中正を保って背骨を軸に体を捩じる=骨膜と筋膜の癒着を解す効果が~腕を捩じって、肺系、心臓系の経絡を刺激~太ももや膝、踝のツボを手でマッサージしながら動く部分もたくさんあります。

★太極拳~正しい松が行われると、筋(骨)膜リリース効果もあります。中正(松)は、「三順⇒体順、劲順、気順」⇒心身のストレスを解除。肢体の各器官(五臓六腑)、肌肉、筋膜、関節などを緩弛、舒展、伸長により、自然(力みのない)力で体を支え保ちます。「筋膜リリース=筋膜はがし」⇒筋膜とは筋肉や骨・臓器などを包んでいる膜。私たちの身体に欠かせない組織なのですが、固まりやすいのが難点。筋膜が固まることによって、肩こりや腰痛を引き起こす~関節の可動域が広がってケガをしにくくなったり、疲労回復が遅くなったりします。

★「武当八宝桩」は、内家養生功力の訓練方法。伸筋拔骨(骨と筋肉のストレッチ)を実践。動作の種類は少ないですが、経絡が考慮された動きになっています。



伸筋拔骨⇒身肢が伸長しない(筋骨が伸びない)⇒身体内の気血が通らない⇒「意到気到力到」が実現しない~という考えから、太極拳でも軽視してはならない功法と言われています。

今回は、養生&健康効果をメインに。。。
伸筋抜骨的功法は慢性疾病を治療改善して体を健康にする功法。この功法は身体機能器官を健康な状態に回復させる⇒気血の運行を良くし、体内各部に栄養を供給する道(経絡)の滞りを無くす⇒人体の陰陽バランス調整⇒気血の不通=陰陽バランスが崩れて病気になる。

身体の屈伸、収縮、展開、捻じりを取り入れた運動で、骨格、大小関節をストレッチ=「抜骨」を利用して「伸筋」⇒人体各部の大小筋肉群と筋膜を伸ばす。

関節を活動させることで筋腱、靭帯、関節囊等の周辺組織の血液循環、栄養代謝を高め~それらの柔靭性や可動性が良くなり~強身健体となる。

★筋膜★
筋膜は筋肉や骨、血管や神経、臓器などを包み込んでいる膜で、第二の骨格とも呼ばれるほど重要な役割を担っている⇒筋膜が固くなると、凝りや痛みが生じる。

★関節嚢(包)★
関節を包む結合組織。外側は線維性の膜、内側は滑膜の二重構造で、滑液で満たされた関節腔を形成している。

★滑液★
高濃度ヒアルロン酸を含む粘稠性のある関節内腔液。拡散や対流によって関節軟骨を栄養、関節面を滑らかにして摩擦を防ぐ、圧迫を分散させる。
by takeichi-3 | 2019-06-10 23:53 | 太極拳理論 | Comments(0)

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