北京で太極拳

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カテゴリ:太極拳理論( 387 )

大椎効果。。。太極拳&気功

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北京体育大学留学中、張広徳老師からマンツーマンレッスンで易筋経を習った時の授業ノートを見直していたら、大椎の働きを学んでいて。。。

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「六陽経聚会」
①退熱。
②宣肺平満。
③益気通陽。
人体維持:三焦を刺激して抵抗力や免疫力を高める。
④宁神(大脳)豁痰。



※手足三陽及督脈之会。本穴物質為手足三陽経的陽気及督脈的陽気滙合而成、故為手足三陽及督脈之会。


その他、中国の高校で気功を指導している教師向けの講習に参加した際に学んだ老師たち。。。

★楊白龍老師(八段錦)
経絡(小周天など)を開くためには、提肛(肛門を引き上げる=締める)、立腰(命門を開く)が出来ていないと、経絡の通りが悪くなる⇒偏差が生じる。
八段錦の中、首を上下左右に捩じる動作が多いが、必ず大椎を意識して行うように。
大椎:大腸経・胃経・小腸軽・膀胱経・三焦経・胆経の6つの経絡が督脈と合流する重要な経穴である。頭痛・肩や首のコリ・鼻血・呼吸器疾患・神経症などの治療に使われる。

★張明亮老師(六字訣)
授業の始めに注意事項。
「動作が正しく行われた時に効果が生じるように作られているので、まずは規格(正しい姿勢、形)をシッカリ覚えるように。それから意識を通し(節節貫串=呼吸の速度に合わせながら、少しずつ少しずつ末端にまで気をいきわたらせる)⇒時間をかけて繰り返すことで体得出来る⇒本で読んだだけでは身に付かない」

★崔永勝老師(五禽戯)
「提頂(頭を上げる=虚領頂頚)、含胸抜背、沈肩墜肘、気沈丹田、尾閭中正(=収腹、立腰、提肛、収臀~によって命門が開く)、大椎の張り」の大切さを何度も繰り返していました。

★太極拳~大椎の役割。。。
・頸椎と繋がっている大椎、そのポジションを正しくすることで首の力みを取り去った提頂(虚領頂頸)となる効果や尾閭と協調して弓背(棚劲形成の要)を出現させる働きをしています。

・含胸によって抜背となる時、その力(劲)の運用(流れ)として~大椎を中心に360度、傘が開くように拡散させる~という表現での指示もあります。


f0007580_0442088.gifいずれにしても、、、
大椎は正しい位置が保持されていなければ効果は得らないので、「気貼脊背」忘れずに!
by takeichi-3 | 2018-02-21 23:58 | 太極拳理論 | Comments(0)

攬雀尾(ランチュウエ)。。。by宗維潔老師

★カーリングとか、オリンピック番組が面白くて。。。
今日も、以前(2011年)のブログを再利用~((((((/-_-)/

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今日は、久しぶりに所属団体の講習会に。。。
“攬雀尾”をきめ細かく~用法の実践などもしましたが、目利きの先輩から
「按で押し出していく時、坐りが足りない~」
という指摘が、

折角のチャンス、何度も繰り返し~考え~「これは?」、「これは?」とシツコクしてましたが、
収臀⇒頭を上げて、背骨真っ直ぐ、下腹を締めて提肛⇒尾骶骨の先端が前に向くような~
を意識しながら動いていたら、「さっきよりイイけど、まだ足りない~」と。。。

★現在は、当時より進化しているので、
「含胸抜背が身法として働いていないから、正しい沈みが出現しない」
と分かるようになりましたが。。。
⇒含胸抜背+尾閭中正が行われると~下松沈による足裏からの劲の遡り~丹田形成。


で、、、初心に帰って、師匠の動きを観察。。。



左攬雀尾と右攬雀尾~先に動作を見てください。
倒巻肱の終わりから、、、
両手でボールを抱える~左に身体を回して、前に足を出して弓歩~左手は前棚(peng)~腰を回して捋li(ひっぱる)、手を後ろに~身体を戻して前を打って~身体を回してボールを抱えて脚を寄せる。続けて身体を左に回して、西の方向(太極拳は南を向いて始めるので、西=右。)に棚手。少し右に身体を回して、両手一緒に後ろ45度方向に引いて~戻す。

この二つは、左右で同じ動作を繰り返しています。

≪運動路線と方向≫
倒巻肱の終わりから、両手でボールを抱えて左に向きます=蹴りだす方向⇒少し北(進行方向左)に身体を回し、南西(右後ろ)45度方向に引き出します⇒身体を東(蹴りだす方向)に回し戻して、棚peng、捋li、按an。

右攬雀尾は、真西(右)に向かいます。
西に向かって始め、少し西北(右斜め)に、東南(左後ろ)45度に引いて~再び西に。
左右、方向が異なるだけで動きは同じです。

≪要点≫
倒巻肱の終わりから抱球⇒ボールの位置に注意してください。こんな風にズレないように。
進行方向に対して右斜め、手は上下で相対しています。
前棚⇒軸足に関係なく足を出さない⇒軸足が松沈した力を利用して脚が前に出ていくように&腕も抱球のままではなく変化しています。

前棚⇒腕の高さは、肩を超えない。これは低すぎ。
身体を回す⇒腰の回転による。
ある人は、手だけを動かして腰を回していません。
転腰が腕を従えて~後方斜めに捋li~重心の移動も大切です。
手の動きは“抽”ではなく“捋”

挤jiは、後ろの手の力も併せて押し出されるています。
重心を後ろに⇒前脚の爪先は上がります。
腕は、胸前に戻ってから腹前まで下げ~前に推し出す。

攬雀尾には四つの手法があります⇒“棚peng、捋li、挤ji、按an”

1)前棚⇒力点=前腕外側。
太極拳では、どんな動作においても棚が失われることがありません。棚力により動きは「舒展大方」となります。花だとしたら、咲いている状態。萎んだ状態には棚がありません。

2)捋。
相手の手を引く時の位置⇒下の手は相手の腕の内側、上の手は相手の腕の外側にあります。
腰を回して後ろに引きます。お腹に引き込む抽ではなく~自分の体の外側へと引きます⇒「横力」

3)挤。
後ろの手の力と前の手(腕)の力が合わさります。
(手の甲を使って前を押す。両手の力の合。 両足はしっかり地を掴む⇒下半身の力による外掤劲)

4)按
腕を戻す時、こんな風に萎えないように。
背中の棚と呼応しながら戻してきます。
(腰を後ろに張り出す力を使う⇒上半身の外掤劲⇒ 虚領頂頸必須。含胸抜背~腰より発する)
by takeichi-3 | 2018-02-18 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

太極拳放松作用。。。by董英傑

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最近、沈肩墜肘・含胸抜背の形成から生じる劲の運用に興味があって~
古い動画を見る機会が多くなっています。
今日は、董英傑の子“董虎嶺”の伝統楊式太極拳。
規律のある動きで分かり易いなぁ~と。。。(#^_^#)





★董英傑による太極拳放松の効果作用等。
中国語ですが、理論ほど難解ではない(漢字を見れば解釈できる)ので。。。。。((((((/-_-)/

・放松的含義和作用。
放松、就是演練時心情軽松愉快、無任何緊張情緒或圧力。
肢体的各个関節、器官及肌肉、靭帯等松弛、舒展。特別要十分注意松肩、松腰、松胯、松腿部、尽量以骨酪的自然支撑力把人立起来、一点僵劲都不要。動作軽霊柔和、从容自如,含蓄匀称,順遂流暢;不急不緩、不散不滞、但不能軟弱無力或随随便便。放松是太極拳独特的練功手段和方法、目的是去僵求柔、積柔成剛、剛柔相済。

・放松的作用、概括起来主要有五点。
①有助于消除疲労、特別是大脳可以得到浄化和調整、思惟清晰。同時、四肢百骸普遍受到良性功能刺激、各系統器官功能協調、心理状態和生理状態平衡、大大増強免疫力。 
②有利于気血経絡暢通、達到舒筋活血、促進新陳代謝、避免造成呼吸急促、心跳加快、甚至気滞血糖等副作用。
③有利于動作転換的軽霊、協調、否則、就顕得僵硬、笨拙。
④便于内気下沈、上虚下実。既有利于身体穏固、又有利于発力扎実、因此,也可以说,不会放松,発力就不会有力。
⑤有利于追求柔軟、積柔成剛。只有松柔、才可生剛;没有松柔、就没有剛劲。同时,也可把練拳的過程作為品味太極拳深刻内涵的過程、加深対拳理拳法的理解。
by takeichi-3 | 2018-02-07 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

太極拳=神拳。。。by李雅軒

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今日の月蝕。
方位が良くて、自室で見ることが出来ました。

嬉しくて、写真を撮ってみたものの~
f0007580_2348096.gifカメラのせいか技術のせいか~
一番映りが良かった写真がコレです。



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楊澄甫の十大弟子の一人で一番の智慧者と呼ばれていた「李雅軒」
楊澄甫の精神を引き継ぎ、一生を太極拳研究に費やし多くの書を著したそうですが、その一部を。。。

前清咸豊時代、ある人たちは太極拳のことを「神拳」と呼んでいた。
この「神」は、神怪(神仙や妖怪)の神ではなく、神経の「神」もしくは神気の「神」⇒練功時、力ではなく意を使う⇒「用神用気」

又、筋肉の伸縮が主体となる力ではなく、神経を働かせた変化運用による巧妙神奇な力。相手が予測出来ない種類の力~という意味合いでも神拳と呼ばれている。

その練習方法は、、、
以心行気、以気運身、以意貫指、日々の積み重ねによって、内劲自通⇒意が主となった拳となる。
手足が主体となって自発的に動くことはない。中正による下沈で生じた劲・腰脊より手足が動く(四肢を開くには、先ずは胸脊を開く~合も又⇒内より外に)⇒劲の配布は神気がコントロールしている⇒上下相随、完整一気でなければ、太極拳功夫とはならない。

下沈には全身松開が必須。それが実現すると内劲は自然に生まれてくる。
規律が不整だと放松とはならない。両肩の松につれて~腰腹股背も松に。肘、腕、指の関節は~どうやって松に?時々刻々の劲の変化は?

★規律遵守によって生じる劲の変化⇒虚領頂頸、沈肩墜肘、含胸抜背、尾閭中正、気沈丹田~命門から背脊、肩、腕へ~等、その流れ(時々刻々な変化)を聴きながらのほうが実態(イメージ)が掴み易くなるので、諸先輩に手合わせしてもらい、劲の過程を確かめながら~の練習をお薦めします。
(#^_^#)v


★原文ですが、李雅軒による太極拳と健康。。。
太極拳在練習的身勢方面、是周身俱要柔軟松開、这種柔軟松開的好処、可以使呼吸自然地深長、気血流行自然地暢通、所以有祛病健身的功效。其動是在穏静上作出発点、動是静中之動、虽動仍保持其静、所以毎練之后感覚心身舒适、非常愉快。这種運動能促進血液循環。強筋壮骨、并且有穏静神経、修養脳力、消除疲労、増長霊慧的效能。練后無面青気喘、血気閉塞之害、所以対身体有百益而無害。
by takeichi-3 | 2018-01-31 23:58 | 太極拳理論 | Comments(0)

基本、再確認。。。

★何気に、師匠の動画を見直していて~今まで以上に、基本重視している自分を感じました。
基本中の基本“立身中正”=虚領頂頸~尾閭中正により脊椎が直線に。
頭を上げ、沈肩墜肘、含胸抜背を利用しながら(吸気)~肛門を引き上げるようにすると尾骶骨の先端が微妙に前方向に向き(尾閭中正)~吸気は丹田に~収臀、収腹、立腰(命門張り出し)が出現⇒立身中正の完成⇒正しく行われると、諸関節の緩松開が感じられる。

★以前紹介した時に翻訳したものと基本的には同じですが~
分かり易くする為、動画の言葉通りとは異なる部分もあります。。。m( _ _ )m




練習中に注意しなければならないこと。。。

身型
弓歩、虚歩、側行歩と歩型が変化しても身型は正(整=立身中正)を維持しなければなりません。
弓歩では、跨の正、胸の正、提頂(虚領頂頚=頭を上げる)に気をつけて。

身型正とは?
跨がズレていない。上体が前傾しない。下顎が上がらない~という状態です。

内外統一⇒呼吸と合わせる。
弓歩で、こんな風に跨がズレてしまうと呼吸は使えません。
身型が崩れているからです。身型正になって初めて、呼吸と一体化した意識を貫穿できます⇒意識によって、目的となる位置へと統一された力が貫かれていきます⇒整体運動~これは見ている人にも意識の力を感じ取らせることが出来ます=劲~練習を積み重ねることで強くなります。

身型不正だと、呼吸と動作は一体となれません。
身型正となり、内外統一されることで、何を行っているか(動作意識)が表に現れます。

搂膝拗歩。。。
搂膝⇒手で膝前を払う。
拗歩⇒右足前の時に左手で推している⇒右手で推している=順歩。

推す⇒身体から手が遠くに離れていく時には息を吐きます。戻す時には、息を吸います。
呼吸は自然に行ってください。強制的だと緊張してしまいます。

学び初めには呼吸の合わせは行わず、自然に任せます。練習を重ねるに従って自然に合うようになります。呼吸が一致するようになると、動作に含みが生じてきます。

想法。。。
按推の動作で、ただ決まった場所に置きに行くのではなく「推す」~という意識を加味利用して推していくことで、動作の中に用法が表れます。

推す時には、劲力伝達(節節貫穿)を考えながら手(相手との接点)へと伝えていきます。
想法(意識)が無い⇒所定の場所に手を置きに行く=断劲です。

引いてくる~から意識を継続して腕を延ばす=前方、遠くに放つ~と動作の意識が表れてきます。これは全ての動作に当てはまります。高探馬も、意識を使って~遠くに大きく放つように。

目線は?
野馬分鬣で行ってみます。抱球から野馬分鬣。
目は前の手を見てはいけません。手を通過して、遠くを見るようにします。手を見つめてしまうと、力が自分の内側に籠ってしまいます。遠くを見つめることで、強い力を発生させることが可能になります。目線は大切です。

※手は鼻(脊髄~中心軸の延長)で管理した方が、順な動きになります。
※前方(目)への意識と相対する後方の力も必要⇒耳は後ろを聞く~とか大椎を張り出すとか。

腰(腰為主宰)
太極拳を学ぶ時、どの老師も口にする言葉です。
陳式、楊式、武式、呉式、孫式と、どの流派であっても「腰為主宰」は変わりありません。
「腰動手動」、「腰不動手不動」

例えば雲手
これは腰が動いていない状態。両手を左右に振り回しているだけです。
腰を回転させ、腰の力によって手が動かすと協調一致した変化が出現します。

※身法による下沈から生じる蹴り出し(重心移動)も腰回転の重要素。

搂膝拗歩も同じです。
腰が動かないと、上体が斜めになってしまいます。
腰の回転により、上下(手足)一致しながら動くことが可能になります。

腰が主体であることを考慮しながら意義のある練習をしてください。
※腰が主体~という状態を作り出すには、立身中正(身法)の精度を上げる~が大切です。
by takeichi-3 | 2018-01-20 23:58 | 太極拳理論 | Comments(0)

内気運用の体感。。。

今日の練習。。。
以前のブログ記事でいうなら~下記の体現の基礎となる身法理解。

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荷叶滾球⇒蓮の葉の上を転がる露。
八卦掌の名家「郭古民」が言及していた例え。
荷叶(蓮葉)滾球の動きは、太極拳の内功の特長を体現。

蓮葉を人体の外形に例え⇒上下起伏、左右回旋と絶え間なく変化しながら動いている。
蓮葉の上の水珠(露)を内気、内劲に例え⇒身体の変化に伴って円転し運化。

水球は、圓潤、膨満、水晶のように透明⇒太極拳の内気、内功も又、充満、純浄、清明。
蓮葉の上の露の様子は、拙力がなく、まるで接触していないかのようで、滞らず、自在に滑らかに動いている⇒省力な運転方式⇒その動きは、自身を捨てて~蓮葉の拳勢の変化に随っている=随曲就伸⇒太極拳内気の体内での運転も、水球と同じように自然であるように。

荷叶滾球は、一種の方立体化した運動形態⇒四面八方~柔らかくても“張力(八面支撑)”で充満していて、一つとして“掤”が失われている箇所がない。

張力(八面支撑)⇒「背似無功確有功、不講背形不能通」
背中に功力は無いように感じるが、背中に身弓が無ければ劲力は発生しない。

≪身弓≫
命門を張り出す(提肛、収小腹、収臀の完成で出現)、気貼背(肩甲骨の真ん中が張り出される=抜背)、沈肩墜肘の条件が整う⇒背中での発劲により打つことが可能となる。

★追記。。。
含胸(空胸)と抜背(弓背)は手腕の根。
胸が空となることで、背が弓となって肩甲骨は放松~墜肘、腕に掤が生じ、掌心は虚になり、掌根が固となり、掌指は舒展となる⇒これらの動きを正しく導き出すには、頭懸、首竪は欠かせません。

★含胸抜背の完成度(外形ではなく運用精度)が上がると、含胸抜背、尾閭中正、湧泉の合作で気沈丹田が形成され~その劲は、命門~背へと運用されていく。
by takeichi-3 | 2018-01-16 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

身型を身法とする。。。

f0007580_23533050.gif今日は、、、
起勢、野馬分鬣、白鶴亮翅、搂膝拗歩、倒巻肘、雲手等の基本動作を利用して、立身中正が身法となる⇒型ではなく劲が生じる~の体感&実践。。。
※立身中正~動作が変化する毎に繰り返し形成~動作を誘導。
を、身体に刻んで帰ってもらえたようです。。。(^^)v


★肩井沈。。。
肩は気の門。上がると気昇、下沈すると気降。
両肩を松開することで、上肢の気は自ら沈む。
松肩のポイントとなるのは肩井を沈ませる。
上肢三大関節である肘、腕を含め上肢の放松は、肩関節の放松に起因する。
太極拳運動中、この規律(放松)を守らずに手腕を動かしたりしてはならない⇒「全靠腰身来引動」が実現しなくなる⇒「太極不動手、動手非太極」
「肩為根節、肘為中節、腕為梢節、根節動、梢節随」
意識の引導により腰転劲を~肩から腕・手指へと節節貫穿させる。

★脊柱抜。。。
太極拳運動中、脊椎は絶えず上下伸展(拉抜長)しながら、百会と会陰を繋げた中軸線軸を維持している。この中軸線が維持されることで動作がスムーズになる⇒中軸線に始まり、中軸線で終わる。
中軸線=脊柱~太極拳は「以腰脊為主動」⇒「脊柱行拳」
全身放松のポイントは、上肢の根節となる肩と下肢の根節となる胯の放松。
肩胯の放松により、脊柱には~上下放伸、左右転動、前后張弛の変化が生まれる⇒この変化により、人体脊柱のS型曲線は伸ばされて直となる⇒臀部が突き出たりしない。
脊柱の左右転動は、太極拳の円弧動作の源。
脊柱の上下拉伸、左右転動、前后折畳⇒上下、左右、前后の六方向の拉抜長劲を生産している。

★尾閭收。。。
尾閭=尾骶骨の先端。脊椎骨と連帯している⇒転動により気の昇降を促す。
陽脈の海でもある督脉の長強穴の位置は尾閭。
「形体上尾閭如蛇、如推進器、定向標、身体欲向何方,尾閭即从后面対向何方、尾閭中正則立身中正」

郝少如(武式)によると、、、
「尾閭正中須両股(大腿股骨)有力、臀部前收、脊骨根向前托起丹田、所謂尾閭」
⇒「裹裆」「収臀」「護臀」「収腹」となる為の規範。


★命門撑。。。
収臀(提肛~尾閭先端が前托=尾閭中正することで完成)、松腰、命門撑は同時に形成される⇒「缺一不可、没有命門后撑、松腰就不能松到位」
※腰弓形成の重要素。。。

「命門后撑是行拳走架中松腰塌胯的一个重要環節。百会頂与腰胯松是上下拉伸、尾閭前托与命門后撑是前后拉伸、二者一前一后、才能使小腹部位这个一身的重心所在始终保持穏定状態、也才能使脊柱竪直的力在躯干部位伝導無阻、使身体自身之力与大地的反作用力毫無損失的伝導出来、形成足够反弹力、全部施加給対方」
by takeichi-3 | 2018-01-14 23:58 | 太極拳理論 | Comments(0)

掌型。。。虎口

f0007580_23405389.jpg最近、虎口にこだわるようになっていて~
楊式太極拳伝承人「董英傑」の手を見て良い形だと。
以前、中国人老師と話をしていた時に「楊式なら董英傑が凄い。その動き~現在の大会に出場したとして十位にも入らないかもしれないが、腕は弧を維持しているし、内側から動いていて素晴らしい」と言っていたのを思い出しました。

同じく楊式太極拳伝承人「李雅軒」によると。。。
太极拳的出掌,掌心也是空的,五指略舒,不可挺直,掌意含虚,以有灵机性为宜。其意义是為了便于変動,此謂之自然掌。

※忙しくて~
翻訳の時間がありませんが大体は分かるかと。。。((((/-_-)/


f0007580_23465358.jpgこれは、形意拳系の「圓形掌」
圓形掌是由五指自然分張,拇指外展,食指微上翘,拇指微向里裹合,虎口張圓,其余三指微屈向上,掌心凹蓄,成球面形而成的掌。其規格要求指節舒張,掌型圓合,虎口張圓。多以掌刃、掌根為力点,劲貫指尖。

いずれにしても、虎口&労宮の形(弧)が正しくなると手首の強度が増します(剛な力ではない)⇒引かれても、押されても、上から抑えられても、下から持ち上げられても動じることなく~力むことなく相手を引ける(沈肩墜肘を利用して)も可能に⇒正誤が簡単に分かるので、お試し下さい。。。
(^^)v


★董英傑の快拳。。。劲が行き届いてます。


by takeichi-3 | 2018-01-13 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

立身中正。。。by 陳瑜老師

「立身中正」を太極拳哲学とし、徳行基本として指導していた陳瑜老師による立身中正説明。
陳発科の孫~父陳陳照奎は、王西安・朱天才・陳小旺・陳正雷・陳德旺等を指導)



“要領在正、直、忌懒散,拳法非圓即弧、自来自去、四正四予多一度少一度都不行”


陳照奎の動き。。。




★傅清泉老師が説明する立身中正。。。
虚歩時の后座~尾閭の収まり位置は両股の中心⇒頂頸と垂直な位置により脊椎の直が保たれます。




地球(引力)に逆らわず~という感じでしょうか。。。(#^_^#)
by takeichi-3 | 2018-01-11 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

連環性。。。搬攔捶

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今日の講習は全套チェック~がメイン⇒含胸抜背を促すことで多くの改善が得られることを実感&動作がブツ切りとならずに連環するには~用法に対する解釈と意識(相手との攻防)等を掌握して動くことが重要~ということも⇒熟練者の上達、太極拳規律精度を上げることが最も効果を得られます。

★連環。。。
「搬攔捶」で例えるなら⇒歩くように、均一なスピードで行わなければならない。
拳式によって“搬攔捶”、“板攔捶”、“搬揽捶”とも呼ばれていますが、“搬攔”の二字に含まれる用法への要求に変わりはありません。中国国家体育委員会によって88式太極拳が編纂された時、“進歩搬攔捶”となり、この“捶”が“太極五捶”の首となりました。

この一連の動作の攻撃用法はその名称を見れば明らかで、「一搬、二攔、三捶」という連続した三つの攻防によって構成されています。

それに“進歩”が冠されているので⇒歩みを止めることなく、腕を回して「搬」で相手の胸を打った後に化し、「攔」で遮り守り、「撞」で拳を遠く突き出して攻撃をかける⇒一つの拳勢をもって三つの攻防を下さなければならないということに留意して練習しなければなりません。

“搬と攔”ともに攻防要素はありますが、主目的は後に続く“捶”のための準備動作。“捶”は、“搬攔”による相手の力を押さえ相手の身体前面を遮るものを排除するという過程を経た上で効果を発揮することができる攻撃動作⇒きちんと用法を把握すれば、“進歩搬欄撞”は一気呵成に行われなければならない動作だということを理解することができるはずです。

搬欄が補佐となり、捶が主となる。
「搬・攔・撞」の三者が貫かれて効果が発揮される(三者一体)とはいえ、その一つ一は明確に働いていなければなりません。

★搬攔撞の後の如封似閉。。。
相手を打った手首が掴まれ~それを含胸で化・抜背による下沈劲で相手を引っ張り~みたいな感じで、身法&用法意識を途切れさせずに~繋げていきます。。。

★含胸抜背。。。
・固定された形ではなく、内側で途切れることなく繰り返されています。
・呼吸を誘導(動作と一致)させる効果があるので、息があがらなくなります。
・弓背・弓腰形成(気貼脊背)の重要素。
by takeichi-3 | 2018-01-08 23:58 | 太極拳理論 | Comments(0)